縦オーバル
たまごの楕円形の立体感を花の位置で表現しています。
今回の花材:
つくるときのコツ:
今
回はちょっと難しかったです。ゆっくりやっていかないと、分かんなくなってしまいます。まず左の図(真横から)のように、骨組みを作ります。1番は「トッ
プ」でまっすぐ1番背を高くします。2番は「ノーズ」”鼻”に当たる場所ですが、”フォーカルポイント”ではないので、あまり低すぎず、ちょっとだけ前に
倒して入れます。3番目は「ダウン」下への放物線を描くための位置です。1と3の距離で、全体の楕円形の大きさが決まります。最後に4番は「バック」1番
の後ろを支える場所です。2番よりは長めにします。これで1〜4番まで線で結ぶと、卵の形の様に放物線が描けますね。花の種類は4本同じものを使います。
これで1セット。これを、最初の「トップ」の位置を変えていきながら、あと6セットの放物線で卵をつくることになります。
今
説明したのは右の図で言うと1のセット(縦1列に並んでいます)。あと6セットは、「トップ」の始まる場所を2〜4’から始めていきます。ここで、1セッ
トで出来る放物線は必ずノの字になること。V字やS字にならないように!ちなみに今回のアレンジでは(1)黄色いカーネーション(2)スターチス(2')
スプレーカーネーション(3)玉シダ(3')アルストロメリア(4)スプレーカーネーション(4')スターチスです。TOPの写真で判るかな?あと一番メ
インになるのは、1->2->2'-.3のトップの場所。ここで、残りの4のトップと3’、4’の場所が検討つけられます。あと、2と2’、
3と3’、4と4’は必ずしも左右対称にならなくて良いのです。むしろ、左右非対称になる方がきれい。ただし、全体の形はあくまでタマゴ!最後には余った
花がもしあれば、開いた所に埋めていけば良いのですが、葉っぱ(玉シダ&レザーファン)も全てこの「1セット」で入れるのです。途中から、自分がどこに花
を入れようとしているのか、判らなくなってきますよ。。。