ディーラー屋さん巡りツアー:中級

さて、ごとけと一緒のディーラー屋さん巡り、1軒目はトヨタカローラ店。お目当てはデュエット。すごーく綺麗なショールームが入っていて、入り口にはパンフが山積。「ほら、これとこれも」とごとけに持たされ、奥に入るとありました、しかも丁度メタルな車(ちょっとピンクがかっているけれど)!「これって開けたり乗ったりしてもいいの?」とごとけに聞くと「いいの、そのためにあるんだから」。1000ccの車なのに、乗ってみると思っていたより狭くない。トランクも広くて、キーボード(76鍵)も積めそう。内装の色々なボタン類も、今乗っているクレスタと位置がほぼ同じ。同一メーカーの強みである。何をどう見たら良いのかは判らない私を横にごとけは「ナンバープレートが真中より左寄りに付いてるね」とか「ボディのシルバーラインがめずらしいデザイン」とか、色々私と視点の違う事を言ってくれて助かる。うーん何かイイ感じ!なーんて思っていたらお店のおねえさんが寄ってきて色々説明してくれた。そして早速見積もりということで「お飲み物はどれがよろしいですかー?」と喫茶店並みのメニューを見せられ飲み物が出てくる。ついでに見積もりはパソコンで行うらしく、おねえさんはノートパソコンとプリンタがセットになったワゴンを引いてやってきた。でも私にはクルマ用語がさっぱり判らなくて、
「リア」=「おしり」
「カラードアウトサイドドアハンドル」=「銀色にしているドアの取っ手」
「メッキバックドアガーニッシュ」=「ごとけも気に入っていた、ボディ横のライン」

その他、今書いていても、未だに意味が判らくて書けないクルマ用語を立て続けに言われたものだから、いちいちごとけに「リア、っておしりだよね?」と翻訳を確認しながらおねーさんと話をしていた。しかも「メーカーオプションも、ほらこんなにあるんですよー、いろいろ付けるの楽しいですよねー」なんて言われながら見せられたカタログには、まるで「これこそ、ヤンキーさん仕様でないの?」というような装備がずらっ。わたしゃそんなに飾らないで、すっきりさっぱり乗りたいの!と思ったがしかし、北海道には不可欠な「スタッドレスタイヤ」とか「冬用のワイパー」とか、まさかオプションとは思わなかった「フロアマット」とか、ごとけが無くて後悔したという「窓ガラスのひさし(未だにこの装備のクルマ用語が覚えられない)」は必要みたいなので、見積もりはとりあえず高くつくほうをと思い、この展示してあるクルマで、自分の欲しい装備を付けて、お値段が高目の5ドア、AT,4WD、皮シートにして出してもらった。そしてお値段は…178万円!!そうかー、1000ccでも、こんなにかかるんか…。「どうですかー?」とおねえさんに言われても、これがお高いのかおやすいのか判らない。ごとけに「試乗してみたら?」と言われ「えー、売り物のクルマで道路走れるの??」と思いつつおねーさんに聞いてみると「今代車に出しているので、予約しないと」と言われたので、とりあえず見積もりとパンフを頂いて「これを目安にして、色々見て考えてきますー」と言って、店を後にした。アンケートの記入を求められたが、ごとけに「住所とかは買いても書かなくても良いんだよ」と言われていたので、名前だけ書いて出して置いた。

その時の私は、値段は置いておいて「デュエット、いいじゃん」てな感触だった。(クレスタに比べて)あんな小さいクルマでも、全然きゅうくつじゃないし、内装もクレスタと違和感無いし。そんなうきうきムードな私を見透かし、ごとけに「最初のクルマって、すごーく良いって思うでしょ、それが2件目、3件目に行くと、今度はそっちがすごーく良いって思うよ」と言われてしまった。

さて、2軒目はダイハツ。お目当てはミラ・ジーノかオプティ。軽自動車というものを初めて見に行く。ここは、さっきのトヨタカローラ店ほどスバラシイショールームではなかったが、それでも5台ほどが所狭しと並び、お客さんも入れ替わり立ち代り試乗していて活気付いていた。しかしどれも置物のような風貌のクルマばかりである。私も見た目で気になっで見ようと思った車種なのだけど。まずはミラ・ジーノに乗ってみると、軽自動車でも広いじゃない!もっとおもちゃっぽいのかとおもってたのに、皮張りだし。でも冷静なごとけに「右手がドアに付くでしょ」と言われると、確かにデュエットよりは狭かった。でもそれより気になったのは、ハンドルとペダルとギアがちっちゃいこと!まるでゴーカートのようだ。壊れないのかな?この後オプティもみに行くが、独立トランクがお目当てだったのに、ちょっとサイズが小さい。クルマもスポーティ仕様で、あっさりすっきり乗りたい私にはちょっと違うみたい。なんて思っていたら、セールス氏登場。主任クラス?のなかなかベテランな方だ。早速ミラジーノの方で見積もりをお願いする。席に座るとすぐにアイスコーヒーが出てきた。この見積もり時に発覚したのが税金の差。購入時にかかる諸費用については、先ほどのトヨタのおねーちゃんに気づいた範囲で聞いて、あとからごとけの解説もあったのでだいぶ覚えた所だったが、初年度費用の所が書いていない。「ここは後から追加されるんですか?」と聞くと「いえ、軽自動車は初年度の自動車税がかからないんです、2年以降7300円(だったような…)かかります」だって!ナルホド、高校時代の友人が「維持費は安いよ!」と薦めたのは、車体価格やガソリン代だけじゃなかったんだ。クルマに精通しているごとけでさえ知らなかったらしく、この時は2人で「へえー!」と感嘆してしまった。そして何とセールス氏、「私はあまり小細工しませんので、最初から値引きした額をお出ししますよ」と、デュエットの時と同じ装備条件で、3万円引きで123万円!おおーっ、やはり軽は安いのね、しかも値引きってこちらから交渉しなくても出てくるのね、とまたびっくり。アンケートはここにも住所は書きたくなかったのだが、「しつこい勧誘等一切いたしませんので」と粘られたので、しかたなく書いた。試乗をお願いすると「試乗車は用意していませんが、納車待ちの車がありますので、エンジンをかける事はできますよ」と言われ、連れていってくれた。ホントにお客さんのクルマに乗ってもイイの?と思ったら「あ、スミマセン、これ展示車でした」と見せられた車はまさしく、私の求めていたシルバーメタリック!最初に見たのは茶色で、シートも茶色+皮張りだったから、これで外見がシルバーだったら似合うかな…と心配していたので、ちょっと嬉しい。エンジン音も、走らない状態でしか判らないが全然うるさくなかった。ナルホド軽自動車もイイ感じーと思いながら、セールス氏の丁寧なお辞儀で見送られ、次なるディーラーさんへ向かったのだった。

さて3軒目は、ごとけご用達のホンダN店である。ごとけは今乗っているシビックの前にはシティに乗っていて、その車を買ったお店だそうで、ごとけもその時は初めてのクルマ選びだったこともあり、色々教えてもらったセールス氏がいて、今でも修理などをお願いしているんだそう。ごとけは事前に連絡してくれていたらしく「ホンダでデュエットクラスならロゴが良いって言われたよ」とのことで、結構私の家からは離れているのだが、2人であーだこーだとおしゃべりしていたらすぐに到着。ところが、ごひいきのセールス氏は留守、お目当てのロゴは展示されてなく、試乗車も「代車に出しちゃってますねー」…「んーもお今日行くからってTelしたのに!」とごとけはお怒りモード。まもなくセールス氏は戻ってきたので、カタログのみで説明頂いた。でも実物を見ていないのでいまいちピンと来ない。とりあえず見積もりを…と先ほどの2軒と同条件で出してもらったところ、何といきなり14万円引き!!で135万円。お得意さんのご紹介+課長クラスのセールス氏の特権か?ただ今回だけ、皮張りとかではないベーシックモデルで出してもらっているので、そのままデュエットと比べることはできないが。しかし、ごとけも後から「いきなり出してきたよねー」と驚いていたほどで、紹介者(ごとけ)の威力って、こういうもんなんだなー、と思いつつ店を後にしたのだった。

とりあえず本日の予定はこれで終了。ごとけに「ごとけならどうする?」と聞いてみると「んーやっぱり軽自動車は、ハンドルが小さいのが私だめなのよね、で、デュエットで178万円は出せないから、やっぱりロゴかな」とのこと。でもロゴは実物見ていないからなー。「…それにしても、今日は一回も試乗できなかったよね。めずらしいよ」と言われ、うーん今度は自分でディーラー屋さん巡りをしなきゃいけないのね、とクルマ購入のめんどーさを実感したのだった。
 

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