ディーラー屋さん巡りツアー:迷級?

ごとけとのディーラー屋さん巡りツアーVol.2を終えて家に戻ると、母親がかなり不機嫌だ。どうしたのかと思ったら、私の訪れたディーラー屋さん全てのセールス氏から、立て続けに電話や訪問があったとのこと。アンケートに住所を書きたくないという私にハッキリと「執拗な勧誘などしませんから!」と皆言っていたくせに!ヴィッツのセールス氏などは「まだ帰っていないんですか?」とのたまったとか。余計なお世話だ。うちは一家揃って電話とか突然の訪問とかがキライなヒト達の集まりなので、こういう行動はマイナスポイントなのである。だから、唯一連絡先を強要しなかった、デュエットのセールスレディさんの好感度がちょっぴりUPしたのだった。

この時点で、お値段・スペック・セールス氏&お店の雰囲気・ごとけのバックアップで、好みはかなりロゴに傾いていた。しかし引っかかっていることが2つあった。1つ目は、シートの座り心地。ロゴの前に試乗したヴィッツに比べ、ロゴはシートがビニール張りだったし、座席の位置の微調整やハンドルの位置の上下設定が出来なかったのだ。この辺はヴィッツの内装というのはカンペキで、唯一気に食わないのはメーターの位置(運転席と助手席の丁度真中にあります)くらいだった。もっともヴィッツは「トランクが異常に小さいくせに値段が高い」ので、この時点で候補から外れていた。軽自動車も排気量の割に本体価格は結構するし値引きも少ないので、候補から外した。次候補はやっぱりデュエットだ。トランクはクレスタ並に広いし、運転席の座り心地も良かった。しかし先日は最高級モデルで査定してもらったので、いかんせんお値段が違いすぎる。他に良い車はないものか?それに、値段を出してもらったロゴのシート、あれをもう1度確かめたいし!

・・・というわけで、平日のとある日にいきなりディーラー訪問第3段を決行した。今度は1人で、仕事帰りにバスで家に一番近いらしいホンダプリモC店に行くはずだった。他の店での査定も確かめて見たかったので。ところが、バスを乗り間違えてお目当ての方向に行かず(ちゃんと確かめたつもりだったんだけどなあ)、じゃあヴィッツのお店にスプリンターというのも扱っているはずだから、それを見に行ってみよう!とかなり遠方までバスに乗りつづけた。ところが、今度は景色に見とれていたら降りる場所を間違えて、なーんにも無い所で降りる羽目に・・・ここ最近の方向音痴は強烈だ・・・。しかし、ディーラー屋さんというのはたいてい、なーんにも無いところにあったりするもの。もしかしたら、何かにぶつかるかもしれない・・・と、何もあてもなく、そこから郊外方向にとぼとぼ歩いて見た。歩くのは苦痛ではないので。すばらくすると日産マーチがあった。マーチも結構カワイイし、お値段は特別パッケージでえらく安い。排気量もデュエットと同じ。しかし、ごとけ情報で「日産車は故障が多い、という話を良く聞く」とあったので、ここは通りすぎてさらに奥へ。すると「ホンダ工場→」の看板が!ラッキーホンダのディーラー屋さんがある!とさらに歩いてみたら、そこはショールームではなく本当に工場というか納車場みたいだった・・・がっかりして再び歩くと、何と上方に本当の「ホンダプリモD店」の看板が!しかも、赤と黄色のロゴが外に展示してある!これはラッキー、査定してもらうフリして乗せてもらおう、と店に飛びこんだ。

お相手してくれたセールス氏は、ガン黒のサーファー風おにーさん。早速外に展示してあるロゴに乗せてもらった。ただ試乗はできなくて、中に乗るだけだったが、あのビニールシートに座って見ると「あ、悪く無いかも」と思った。前回ショールームで座った時よりはイイ感じ。その他後方シートやトランクや非常用タイヤの位置まで確認させてもらい、じゃあとお値段を見積もってもらった。ここでは、B店の手書き見積もりではなく、デュエットと同じくパソコンで値段を出すシステムだった。しかし・・・前回のB店より30万高い!もちろん、B店と同じ条件だ。ちょっと粘って見たけど「それはこちらとお客さんが歩み寄ってですね。。。」と値段には反映しない。やはり「女1人、コネなし、飛びこみ」は不利なのだ。就職活動と同じだ(自分の頃はバブル最後の年だったから、あまり苦労してないけど)。恐るべし、神様仏様ごとけ様なのだ。もちろん、連絡先は一切明かさずその場をおいとましたのだった。ロゴを買うなら、ごとけのA店かこないだの破格のお値段B店だから。

帰りに、営業時間を過ぎているのを覚悟でデュエットのお店へ。何とまだ開いていて、こないだ対応してくれたセールスレディさんもいた!この時にはあの最高級ではなくお得なパッケージがあり、そのほうが自分の好みにも合っていたので、と話して再び車を見せてもらう。うーん、やはりトヨタの車は乗り心地が良い。クレスタに慣れているからかもしれないが。この時間に試乗はできないので、予約を入れることに。さらに特別パッケージで見積もりを出してもらったが、やはりロゴよりはちょっと高めで、しかもこのおねーさん、一切値引きというものに応じない。先ほどのサーファー氏のように「こちらとお客さんが歩み寄って」みたいな交渉の余地アリ、みたいな言い方ではなく「値引きなんてふざけた事言わないでよ」という雰囲気なのだ。こわ。別に値引きにこだわるわけでは無いが、いったん「値引きして当たり前」な事実を前回目にしてしまったから、黙って言い値で買うのは損かも、という知恵がついてしまっただけなのに。ヴィッツと比べていることには、結構対抗意識を持っていたようだが、当時ヴィッツもワンプライス制(値引きしないと宣言した価格、でも私には結局8万値引きを言ってきたけど)だったので、値引きまでしようと思わなかったのか?それを差し引いてもおねーさんコワイ。とりあえずこの時は、値引き無しの見積書を持ってお店を後にした。

それにしても、メーカーさんによってセールス氏の対応ってかなり違う。ホンダのセールス氏はファミレスの店員さんのような丁寧さで、他の車の話を振っても「まあ他のメーカーさんも色々良いところありますが、うちは車の性能には自信がありますから」みたいな、絶対他のメーカーをけなしたりしない言い方に対して、トヨタのセールス氏は皆タメ口で「ホンダさんはねー、エンジン周りをびっしり詰めているから、修理の時手間かかって大変なんですよー、ダイハツさんって、ディーラー札幌に何軒あるかご存知?それに比べてウチは・・・」みたいに、平気で他社をけなす言い方なんである。私の場合、最終的にはディーラー屋さんの対応の好みで決めてしまった。もしロゴがトヨタでデュエットがホンダだったら、間違い無くデュエットを買ったような気がする。これが間違いだったかも?という出来事は、購入後あったけどね(でも車も気に入っているのでOKです)。
 

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