最近の練習ぶり



10年ひと昔

  January 2,2020

今年は弾き初めをした。フルートとエレクトーンだ。今使っているフロートがミヤザワ40周年記念モデルということは、フルート歴も10年を超 えたということ。未だにまともに音が出せない時もあるけれど、よく10年続いていると思う。大人になってから楽器を練習するというのは、とてつもなく進歩 も遅く、練習時間も”取れない”し、色々理由をつけては練習時間を”取らない”。エレクトーンは久々に弾いてみたが、あまりの下手っぷりに愕然とした。家 族からも「いい音するんだから、弾かないともったいないよ」と言われる始末。10年前と言えば、もう今使っているELシリーズは旧モデルになって、 STAGIA全盛になっていたはず。未だに私のレジスト管理はフロッピーだ。Windows10ではFDDドライブのサポートが外れたと聞いて、焦って外 付けドライブを買ってきた。今レジストが吹っ飛んでしまったら、再び作成できる自信はない。でも10年経った今でも、ブライダル会場ではELが現役。ブラ イダル件数自体、10年前に比べたらめっきり少なくなってしまったけれど、少なくともSTAGIAを導入している会場にまだ入ったことはない。おかげで家 のELも現役のまま使えている。そのまた10年前以前はモデルチェンジが激しかった頃。10年持たなかったモデルもあったのではないだろうか?とにかく、 今年は少しエレクトーンを弾かなくては。実は年末にはピアノを弾こうという目標を立てていた。一昨年のGWに毎日オクターブを練習していたら腱鞘炎もどき になり、消炎剤にかぶれ、大変なことになったのでピアノのふたも開けづらくなっていたからだ。しかしその前に自分の原点である、エレクトーンは弾けるよう にしておかなくては。

新曲の発掘

  December 28,2014

フィギュアスケート全日本大会を毎年楽しみにしている。普段TVでは映らない若い選手が見られることと、演技時にかかる曲でブラ イダルに使える曲が無いか探すため。今年は「アナと雪の女王」が流行ったおかげで「Let it go」を使う機会も増えたり、荒川静香さんが金メダル取った時には「トゥーランドット」「ユーレイズミーアップ」等が流行ったりしていた。今年からはボー カル入りの曲が使用許可されたこともありつつ、定番クラシック曲も一定数健在で、音でも楽しめる大会だった。個人的には加藤利緒菜さんのSP「レオ・ド リーブ 歌劇『ラクメ』よりフラワーデュエット」が気になって、曲の背景をネット検索。題名だけだと”2人のための曲”という感じで結婚式に向いているのでは?と 思ったので。残念ながら「ラクメ」は宗教信仰がからむわ、たくさんヒトが殺されるわ、、と結婚式には向かないのでボツ。新曲の発掘も、なかなか難しい。

貴方を泣かせて見せます

  December 06,2014

一時期よりめっぽう減ったものの、今年もブライダル演奏のお仕事を頂いている。通常の式では使用曲が進行の長さに合わせて決まっ ていることもあり、主にクラシックオルガン音色を中心に使用するのだが、特に人前式等でのリクエスト曲に対応する場合には、様々な曲をアレンジし、音色を 設定する。エレクトーンを使う場合は、より場面に映えるアレンジとリアルな音色を用意する。ある日の入場曲を家で練習していたところ、家族に「感動して思 わず泣きそうになった、エレクトーンの音ってやっぱりいいね」と言われ、前回の式でこの曲を弾いた時も、リハーサル時に両家親族が泣いていたことを思い出 した。現場で担当する式ではお客様が毎回誰かしら泣いているのは新郎新婦に対する相応の思いが感情に現れたのだろうと思っているが、少なくとも私の演奏が 彼らの邪魔にはなっていないようで一安心。実は自分の演奏のバロメーターにもさせて頂いていて、少なくとも場をしらけさせず、相応の感動の雰囲気を演出で きれば本望。私にとってはやっぱり、エレクトーンを弾くのが一番雰囲気を作り易いようだ。未だ会場に入っているエレクトーンはEL-900が最上位という 環境だが、必要十分な装備を備えている。感涙した家族には「これで金もらってるんで」と自慢しておいた(笑)。

久々にピアノで猛練習

  December 11,2011

秋にテープ審査を通過していたピアノコンクールの本番で、久々にステージで演奏してきた。コンクールといってもポピュラー系で曲 集が決まっていて、そ の中の1曲をMIDIカラオケと一緒に演奏するというもので、既にレッスンを辞めている私の元にも毎年応募用紙が送られてきていた。最近、仕事で弾くオル ガンと副科扱いのフルートの練習はするものの、ピアノは数ヶ月フタを開けないことも多くなってきてしまい、ここは何かイベントがないと自分は練習しないと 思いついたので、5年ぶりくらいに応募してみたのだ。しかし自分はなぜか人前でのピアノ演奏で、まともに弾けたためしが無い。久々の演奏というのもあるの で、この私が何と毎日練習してみた。といっても当初は1ヶ月前からはじめようと思っていたが実際は2週間前。しかし着実に上達していくのは実感し、目的を 持って練習することがちゃんと実践できていると感じていた。当日は市外の会場だったので、これも久々のJRでの移動。ちょっとした旅気分を味わいつつ、今 でもコンクールの雰囲気ってこんな感じなんだなと独特の緊張感を感じつつ、そしてやっぱり自分の演奏は自滅した。でも当初に弾けて居なかった部分が練習で 出来るようになり、その部分は本番でも現れていたことは感じていたので、自分の結果的には悪くないはずだったのだが、やっぱりピアノは苦手なんだなーなぜ なのかなーという思いは、今回もやっぱり払拭できなかったのでした。

フルート吹きさんに100の質問

  October 22,2011

以前こんなかんじでエレクトーンについて100の質問に答えたことがあるのですが、今度はフルート版を見つけたので答えてみまし た。
提供はこ ちらのサイトから。
私の 回答はこちらからです。

自宅での練習について

  January 1,2011

我が家には音楽部屋があり楽器も多数あるが、防音室は無い。今のマンションに引っ越す際にグランドピアノを購入したのだが、その 際防 音室はやはり必要なのかを店員さんに聞いたところ「そんなのいらないよ」と言われたので、防音というより防振対策を施した(ゴム板敷き詰 め、ピアノは+インシュレーター)。演奏時は当然窓を閉めドアを閉め、弾くのは土日の夕刻19時まで、以降は音は出さずにサイレントで演 奏という形だ。ご近所と仲が良いどころか誰が入っているのか判らない状態なので、実際どう思われているか判らないが今の所苦情は無い。近 所からごくたまにホルンの音が聴こえてくるので、理解のある方が居るのかもしれないし、案外家を空けている方が多いのかもしれない。そん な状態で鍵盤は練習しているのだが、今年から練習しているフルートにはサイレント機能というものが付けられないし、ゴム板の上で吹いては いるが大した効果も無い。19時以降は吹かない=必然的に練習は土日のみ、という状態でやっている。
先日とあるコンサートに行った際、後ろの席に座っている男女の会話が聞こえてきた。
 ♂「練習ってやっぱり毎日やっているのかな?」
 ♀「うちの近所にピアノをやっているヒトが居て聴こえてくるよ」
 ♂「うるさくないの?」
 ♀「うん上手だから」
・・・確かに自分も、音を出して鍵盤の練習をしているときはなるべく「曲として聴こえる」よう練習して、最後には簡単な曲でも弾いて終わ るようにしていた。何となくやっぱり「うるさい」と思われているのでは?という気兼ねがあるので、せめてもの恩返し的な発想なのだが、し かし問題は、フルートはまだその域に無いのだ。まあ好きな曲を勝手に吹いたりはしているが、何せフルートは基礎練習が重要で「ソノリテ」 だの「アルテス」だのが中心、しかも今、高音域を出す練習をしているのだ。甲高い「ピーーー!」が断続的に響いている訳で、さすがにこれ は許してもらえているだろうか、でも土日1時間以内の練習時間のうち2-3回しか出していないから許して欲しい。。的な甘えとともに怯え ている今日この頃である。

昨年を振り返って

  January 1,2011

ここ近年、エレクトーンの話題がさっぱりなので、そちらの話題を期待している方には申し訳ないですがm(__)m現在細々ながら ブラ イダルオルガニストとして稼動している以上の話題が無いため割愛中^^;その代わりといっては何だが、昨年の音楽活動はフルートの練習を 中心とした一年になったのでここでまとめ。下記の記事にあるように昨年1月に突然15年ぶりのフルート熱に沸き、新しいフルートとともに 1年を過ごした。これまでの楽器との決定的な違いは「すぐに音が出せない」という所。そのため自分は「まずは全ての音が出るようになりた い」と思いレッスンを受けるも、先生方には「出ている音を音楽的に鳴らす」ことを常に求められギャップに悩み、結局自力でネット検索し模 索するという半分独学状態。これまでのピアノやエレクトーンを習うなら歓迎する指導パターンが、今の自分のフルートにはあてはまらないこ とを実感。幸いにも暮れに期待していたことを教えてくれる先生と出会い、ますます土日1時間の練習にも力が入り、入りすぎて未だに出ない 音があるという 今日この頃だ。この一年で収穫したことは
 ・フルートは思っていたより難しく、体力の要る、しかしある程度毎日練習すれば慣れてくるものだ
 ・仕事しながら練習する大人と、のめりこめる時間のある学生とでの教え方、接し方は変えなければならないものだ
 ・最初から音が出なくて凹む反面、「ソノリテ」のように音を伸ばすだけの練習が楽しくできる
 ・勢いで楽器を買って、半年経っても慣れないと思っていても、1年経てば何とかなるものだ
フルートは唇の形を覚えさせる目的で、練習を「毎日こつこつやる」のが特に効果的(鍵盤は「集中してやる」方が効果的と思う)
鍵盤の経験があるおかげで、フルートは音さえ出るようになればソロ楽器なので、メロディに専念できる分あまり悩むことはないのではないか と勝手に思っている。音色の向上云々はピアノ等でも同じこと。この1年だ多少は進歩した感があるし、譜面はたっぷりあるので、今年はエレ クトーンやピアノとの多重録音でレパートリーが増やせるよう精進したい。

どれだけ曲を知っているか?

  December 24,2010

先日のブライダルフェアで、開始前の奏楽をクリスマスソングで統一して弾いた。普段はお客様が入場して準備が整うまでの5分程 度、賛 美歌にして3-4曲、フェアの場合はポピュラー曲で3曲程度の時間演奏している。今回はチャペルでの実施なので、クリスマス賛美歌を7曲 程用意していたのだが、全て弾き終わってもまだ準備が整わず(元々お客様の入りが早かった)、残り時間を自分の記憶を辿って何とか弾き終 えたのだった。そこで、この日家でフルートの練習をしている際、自分は何曲クリスマスソングが弾けるのだろうと、記憶をたどって片っ端か ら吹いてみた。結果、ポピュラーやサビの部分だけというのを併せて20曲程度だったのだが、その後TVでクリスマスソング特集の番組を見 ていると「あ、この曲あった!」「そうそうこの曲あったね」「そういえばこれも...」と出て来る出てくる。改めて、用意できるものは 日々用意しておかないといけないなと思った1コマでした。

鴨が葱しょってフルートと交換して来た

  January 31,2010

別に今のフルートに不満がある訳ではなかった。頭部管銀製で、社会人3年目位でやっと自分のお金で買った憧れの楽器だし、むしろ 10 数年ぶりの調整で「ちゃんとしてる」と言われたことは凄い自慢だ。ただ、その時試奏した総銀9Kリップの限定フルートで、今まで出せな かった中音域~高音域のドがさらっと出せてしまったのを1週間経っても忘れられなかった。もう1度試して見たいと思ったが、同じ店でお願 いすると購入意欲満々に見られてしまうし、かと言ってさすがの衝動買い大好きな私でもほいっと購入できる金額ではない。なので1度はその フルートのメーカー店に行ってみたものの、既に売り切れだという。そうなるとさらに確認したくなるものの、試奏するには通常時期よりフ ルートフェアなる売り出しイベントに行ったほうが本数も値段も選べそうなので、インターネットで探して見つけた、お目当ての楽器が置いて ある管楽器専門店に行くことにした。初めて行く街の初めての専門店、しかもアポなしなら、いつ吹き逃げしても良いだろうという事で^^;
行ってみたら店内全てがフルートフェア状態で、お客さんもいっぱいでびっくりした。このまま入ってもいいのかなーと思いつつ、でも一杯フ ルートがあって面白そう~とフラフラ見て回っていたら営業さんに声をかけられたので、まずはそのお目当ての総銀9Kリップ限定モデルを吹 かせてもらった。...ところが、先日のあの感動が無い。もちろん高音域のドなんて出せない。営業さんも響きがピンと来ないとのことで、 別のメーカーの限定モデルを出してくれた。そしたら、このフルートの音がしっくり来る!『明るくて柔らかい音』と思ったら営業さんからみ ると『落ち着いた音』だそうだ。これをきっかけに、置いてあるメーカーの楽器ほとんど全て吹かせてくれた。同じ位の価格帯で似たような素 材の楽器を吹き比べているのに、1本1本全然違う、そして、正味1時間半程10数本試して、自分に合うものは4本だった。その内1本は今 使っているフルートと同じメーカーで、違う性格の楽器に興味があったので除外。もう1本は値段が他のものの倍で、楽器としての本業である エレクトーンやピアノと同じ価格帯になるのでこれもパス。最終的には同じメーカーの2本に絞られた。1本は冒頭で出てきた管体銀製、H足 部管付きの限定モデル、もう1本は限定版のベースになっているオリジナル型番の1つ上の総銀製C足部管。当初の9Kリップモデルより予算 が10万程下がったこともあり、俄然衝動買いモードに傾きかけた。
営業さんは限定モデルを吹いた時に結構インパクトを感じたようで限定版を薦めてきたが、そのとき自分が気になったのは総銀製のオリジナル モデルだったので、その場では決定できなかった。気に入っていたのは音色。私はフルートはド素人なので素材やメカの違い等は営業さんの言 葉を信じるしかないが、なまじ音楽経験があるため音色の好みにはこだわる。今買う理由があるのは売り切れの可能性がある限定モデルの方 で、オリジナルモデルなら急がなくてもまた会えるだろうと思い、その日は店を後にした。しかし結論から言うと、次の日同じ店で、のこのこ 限定モデルを連れて帰ることになる。なぜか。理由は4つ。
1つ目。以前1度だけ、音色を優先させたために”失敗したかも”と思ったことがある。去年まで弾いていたウクレレだ。これもまた、弾き方 を覚える前に音色が気に入ったという理由だけで選んだのだが、その後運指に大変苦労した。3年目までは技術的な問題と思っていたが、4年 目で先生に自分の楽器を弾いてもらったところ「こんなに大変な楽器を弾いていたなんて今判ったよ」と言われてしまった。ネックの太さが通 常の2回り太いモデルに加え、弦が高くて硬いため、押さえ切れないのだ。代わりに先生のウクレレを弾かせて頂いたところ、弾きやすいのな んの!趣味の楽器を弾くには、「最短距離で、ある程度楽に弾けること」は必要なのだ。この経験から、音色だけで決めないほうが良い、とい う教訓を得ていた。実際、最初に9Kリップ限定版が気になったのも、今持っている(これも弾き方を知る前に音色で選んだ)頭部管銀のフ ルートで未だに中音域の「ソ」から上が出せないのを楽器でカバーできるなら試してみたいと思ったからだ。このため、今回は音色だけでは即 決出来なかった。
2つ目。「この限定モデルは、家でCDとかに合わせてゆったり吹くにはぴったりだと思います」という営業さんの言葉。自分のフルートの使 い道はまさにそういう使い方だし、この営業さんとは試奏中の音質とか響きなどの見解が割と一致していたので、セールストークだけの感想で はないだろうという、こちらの勝手な信頼感。
3つ目。今買ってしまう理由とマッチしたこと。実際、オリジナルモデルを買うとしたらやっぱり、今のフルートの「買い替え」の立場になっ てしまうと思う。今回は買い「足す」可能性はあったが買い「換える」つもりは無かったので、「素材」「リングキー」そして限定モデルのみ 「頭部管素材」「H足部管」「”限定”付加価値」の違いがあるのに惹かれた。加えて「北海道にこれ1本しかないです」という限定大好き心 をくすぐるセールストーク。実際試奏後に、前回総銀9Kリップを試奏したお店に在庫を聞いたところ「取り寄せ」扱いになると言われたのも あり、もし手に入れるならこの機会しかないと言うカモネギ状態に陥ってしまった^^;;;
4つ目。この限定フルート、自分と同い年生まれの記念モデルで、自分の誕生石(偶然:メーカーの意図は違う理由)が埋め込まれているの で、見ようによっては私にとってもメモリアルモデルということ。このことを話したら「誕生日プレゼントにするよ」というスポンサーが現れ たこと^^;最初は、プレゼントとしてはあまりにも高価なものなので自分で買うと言ったのだが、スポンサーが何だか寂しそうだったのも あって、思い切って甘えることにした(←実はこれ結構デカイです^^;;;)
という訳で、手元には限定フルートがやって来た。話のタネに金(14K)のフルートも試させて頂いたが、全然しっくり来なかった。素材と か値段とか世間の評判(実際、ネットで頻繁に出てくる1部フルートメーカーのものは私には全然しっくり来なかった)ではなくて、文字通り 一期一会な世界だ。ピアノやエレクトーンだと本体が大きいのもあって(工場で選べる環境は稀だと思います)選びようが無いが、管楽器は吹 いてみて何ぼ(ド素人でさえ)、しかも同モデルでも違うというのは面白いし、難しい。結局は「縁」がモノを言うようだ。今思えば、最初の 総銀9Kリップをもう1度最初のお店で試してみたら、また結果も違っていたのかもしれない。けれど今回は値段も店頭価格よりお得にして頂 けたし付属品も色々使えるものが付いてきたし、実は総銀製はこまめなメンテナンスが必要らしいから自分には管体銀を選んで正解かもしれな いと思ったりしつつ、今は2本のフルートを交互に吹いたり磨いたりしながら楽しんでいる。これでもやっぱりカモネギにされてたのかもしれ ないなぁと言うのは考えないことにして・・・^^:
15年前に購入したPEARL PF-675E  今回お連れしたMIYAZAWA SBR Atelier-2E(40th) 

いろんな楽器を弾く

  December 31,2009

このコラムももう3年更新していないことが判ってちょっと意外だった^^;なぜなら、ブライダルオルガニストも細々ながら続けて いる し、楽器のレッスン自体は続けているから。しかし3年前と何が違うかと言うと、レッスンを受けているのは鍵盤楽器ではないと言う事。実は 今年までウクレレを習っていた。きっかけは、当時本業の仕事があまりにも忙しすぎ、無意識に気分転換できるものを求めて楽器屋で衝動買い したのが始まり。弦楽器というのは鍵盤とまた指の使い方が違うもので、特に指と指の間を広げてフレットを押さえることが私にはとても難し かったし、練習しないので未だに全然弾けないのだが、当時の仲間にも恵まれて、こんな状態でもレッスンは4年目に入っていた。今年で辞め た理由は、クラス編成が変わり自分の満足いくレッスンが受けられなくなったからなのだが、別角度で役立ったことがある。ウクレレなのでハ ワイアンな曲はもちろん、先生がポップス系なのでポピュラー中心に色々凝ったアレンジで教えていただいたのだが、このアレンジのコード付 け等が普段の自分では思いつかない進行だったり、曲解釈として役立つことがあった。また、コードを鳴らすだけで音楽らしく楽しめてしまう 楽器というのは(もっと自分が弾ければ、だが^^;)気軽に取り出せて楽しいだろうな、というギター派の気持ちもちょっと判ったりした。
さてウクレレのレッスンを辞める事にしたが、気分転換的なモノは欲しいので、別な楽器のレッスンを受けることは決めていた。最初はピアノ のレッスンを復活する予定だったが(実はウクレレを弾いている時から復活したかったのだが、この不景気でレッスン代はウクレレを辞めてか らでないと捻出できなかったため)、ウクレレで実感した「もっと気軽に音楽を楽しみたい」感が強くなり、そうなるとピアノのレッスンは もっと本気でやらないと気がすまなくなることは予想できたので、ここで次回の楽器に「フルート」を選択することにした。実はフルートは小 さい頃からの憧れの楽器で、ただ当時済んでいた地域にフルート教室が無かったためエレクトーンを始めたという経歴がある。そして大人に なってから自分で楽器を購入し、某文化スクールで2年程やっていた事もある。なので少なくともウクレレより自分の覚えが早いことは判って いる。もう指使いも忘れている程の初心者なので、ある意味気兼ねなく初心者コースを指定して、某センターで無料体験レッスンを受けてき た。フルートを吹かなくなって10年程経つ私なのに、先生の指導で立ち位置から持ち方から教えて頂き、当時出せなかった音域まで音が出る ようになったのには驚いた、うれしくて、その場でレッスンを受けることを決めてきた。今は、先生がお勧めしてくれたお手入れクロスを購入 し「ホントに綺麗になる!」とフルートを磨くついでに次回の宿題を練習してみたりして、すっかり初心者モードで来年のレッスンがくるのを 心待ちにしている。

賛美歌の効用

  December 2,2006

通常リクエストが無い限り挙式の曲というのは大体決まっているのだが、挙式前後に演奏する「奏楽」は唯一奏者の個性が出せる場面 だっ たりする。と言ってももちろん「寿」に相応しい曲、演奏中どのフレーズからでも退場曲などに繋げられたり、逆に演奏を終了させたりするこ とが出来やすい曲という条件が重なると、なかなか選曲にも頭を使うものだ。この条件とつき合わせると、意外とクラシックは使えない。メロ ディを1個間違っただけで目立つ点が最大のネックだ。それならメロディうろ覚えでもコードで間つなぎが出来るポピュラーの方が私は使いや すい。人前式ならディズニーや洋楽(歌詞チェック済み)を使うことが多い。チャペル式の場合便利なのが賛美歌だ。概ね16小節前後、1 ページくらいの長さで完結し、コードも主要3コード+2度6度くらい、最後必ず「アーメン」フレーズがあるので、これをはめれば終わりや すいといった所だ。ただ私自身クリスチャンではないので、賛美歌に馴染みが無い。「賛美歌集」という本を買えば便利なのだが、結構高価な のと、中に「葬式用」とか「復活祭」とかも含まれているので、寿事に適している曲はどれなのか結局はネットで検索しなくてはいけない。な らばという事で私の場合、賛美歌愛好者のHPを参照させて頂いている。現在はおかげで複数曲のストックが出来たので、賛美歌HPをチェッ クするのもごぶたさになっていた。しかし時期はクリスマス。クリスマスソングの新曲を仕込みたいと思っていた所だ。丁度この日は空き時間 の時間つぶしにと、聖歌隊さんが牧師の持っていた賛美歌集でクリスマスソングを片っ端から初見で弾いて歌っていた。弾いているのが鍵盤も 達者な(σ(^^;の立場が)聖歌隊さん、歌っているのが牧師先生(以前歌もやっていたらしい)ともう1人の聖歌隊さん。私も時々音を外 しながら歌詞も読めないので雑音を発していた。実はおなじみの曲から知らない曲まで、奏楽として使えそうな曲が一杯あったので、もしもう 少し値段に神のご加護があれば、賛美歌集を1冊手元に置いておきたいと思った。

パイプオルガンに触る

  November 26,2006

札幌市のイベント?として、オルガニストから直接パイプオルガンのレクチャーを受けるセミナーに参加することになった。結婚式で チャ ペルのパイプオルガンを弾く機会が多くなり、一応楽器としてちゃんと知っておく事が必要だと感じて申し込んだら、見事当たったのだ。直前 に、講師となるオルガニストのコンサートが2回程あったのだが、行くことができなかったため多少不安を抱きつつ、しかも指定のあった 「バッハインベンション」の練習もろくにしていないことに不安を大きくしつつ、譜面を抱えて札幌コンサートホールに向かった。参加者は中 学生から趣味の主婦、音大卒、教師など様々。講師となるオルガニストはフランス人の24歳、写真よりハンサム!好みで良かった^^*今日 は初回と言うことで、まずはオルガンのしくみ、扱い方などをフランス語の通訳さんの言葉を必死に追いながら覚える。最終日には大ホールの でっかいパイプオルガンを弾くことになるのだが、昔はこのオルガンに空気を入れるための職人さんが5人程必要だったそうだ。現在はこの作 業を、電気がモーターを回す事によって実現しているので、電気の発明は、オルガニストの自立への1歩になったらしい。1時間程のレク チャーが終了後、いよいよ実際にパイプオルガンを弾いてみることに。なぜか自分が1番になりオルガンの前に座る。この日はリハーサル室の オルガンだったので、楽器の幅はEL-900位でフルスケールベース。ちょっと椅子が高いが、座ったポジション的にはそれ程違和感は無 い。早速インベンションを弾いてみるものの、鍵盤が小さい!短い!浅い!でおもちゃの鍵盤を弾いているようだ。一通り弾いた後でオルガニ スト曰く、ピアノのようにタッチばりばりで弾いてはいけなくて、柔らかくレガートに弾くものらしい。これが実際やると手が固まりそうだっ た。何せ先週までピアノのコンクール出場のためピアノタッチで練習していた事と、エレクトーンもJAZZオルガンタッチで弾く事が多かっ たので「撫でるように弾く」タッチにすぐ変えられないのだ。必死に弾いていたらすぐ時間が来てしまった。次回の曲は自分で好きなのを選ん で来いと言う。てっきりオルガニストから何曲か提示されると思っていたので困った。どう選んで良いかわからなかったので。ただ資料とし て、オルガニスト推薦のフリー楽譜URLは教えてもらえたので、自分の英語力に不安はあるものの多少安堵。しかし選んだ曲で最後には大 ホールでのオルガン演奏となるので、必死に練習しなくては。

虹のかなたに

  October X,2006

虹のかなたに縁 があって、結婚式でのオルガン演奏を担当して1年余り。演奏するのはチャペルの パイプオルガンだったり、EL-90だったり900だったり70だったり、ピアノだったりする。最初にこの仕事の話が来たときは「人様の 記念日に演奏だなんておそれ多い」と一度は断った位なのだが、いざやってみると仕事ということで「やるべきことを淡々と確実にこなす」こ とが出来れば、それ程怖くはなくなった。+αで「演出」という事を考えるときりがないのだが、会場によってはその「演出」が本当に人生の イベントとして万人に相応しいものなのか疑問に思う事もたまにあり、曲構成やアレンジ、演奏等について、それなりに試行錯誤を重ねたりす ることもある。基本的にはできるだけシンプルなスタンスで、挙式はあくまでもおごそかに、披露宴は多少くつろげる雰囲気を保ちつつ。そし て新郎新婦や親御さん達の感情を邪魔しないように。これだけ心がけている。
とある吉日の人前式は、ホテルの最上階のラウンジが会場だった。リハーサルも滞り無く終了し、本番までのわずかな待機時間のこと。会場に 居たのは私と外国人シンガーさん、新婦のご両親。突然シンガーさんの「きゃー、見てみて!」の声で窓を見ると、写真のように見事な虹がか かっていた。実は自分も、結婚式中に虹を見たのは1年余りやっていてこれが初めてだったので、ご両親様に「これはとても珍しいことです よ」と告げたら、写真を撮っていらした。程なく虹は消滅し、丁度カメラマンさんが席を外していたのがとても残念…と思いつつ本番の時間に なり、式も無事終了して新郎新婦が退場、ゲストの退場になってBGMを弾いているとゲストから感嘆の声が。またまた!虹が出現したのだ。 しかも半円形の立派なやつが!これは本当になかなか無い事なのでラッキーだなあ、良かったなあと嬉しくなり、急遽BGMも「虹のかなた に」へチェンジして演奏した。皆さん急遽携帯で写真を撮ったり、各人に印象残るシーンになったのは間違いない。自然の演出に後押しされ て、自分も幸せを分けてもらい、嬉しいひとときだった。…ただし自分にとっては、直前に弾いていたBGMの調にあわせて「虹のかなたに」 を譜面なしで弾き初めたは良いものの、実は一部あやしげなコードを使ってしまったのは、今後の課題以外の何者でもなかった。。。



連日のコンサート三昧所感

  June 5,2006

今年に入ってこのページの最初の更新がコンサート所感というのが最近の練習ぶりがいかに停滞しているかの証かもしれないが^^; よう やくコンサートに行ける余裕が出来たというか出来過ぎというか、今月に入って立て続けに3本見てきたのでご報告を。まずはジャズの歌姫ケ イコ・リー。偶然友人から招待券をもらったおかげで、またまたバックメンバーによる「Footprints」を楽しむ事が出来た。いや別 にボーカル嫌いではなくて、このバンド唯一ボーカル無しで演奏する場面では決まってこの曲で、また皆すごい上手いなあというのをじっくり 楽しめる場面なのだ。ケイコさんはというと相変わらずの色っぽさで、しかし最後に踊りまくってへなへなになったケイコさんは初めて見た。 それでも再びアンコールで踊りまくって、やっぱりへなへなになっていたケイコさんが、ちょっとだけ身近に見えた。
次はソプラニスタの岡本知高さんのコンサート。実は母が超ファンで絶対つき合わされるため見に行くのだが、このヒトも前述のケイコ・リー さんと同様にコンサートの回数を重ねる毎に上手くなっていくヒトらしい。北海道公演はこれで3回目なのだが、前回より確実にショーアップ していたり、歌も余裕感が増したよう。しかし歌詞をすっ飛ばした岡本さんは初めてみた。ちょっとだけ身近に感じた。ピアノがいつもの岡本 さんの恩師ではない先生だったのでちょっと残念だったが、この先生もとってもユーモアあるヒトで、結構体格良いのに弾き方がゴージャスな リアクションなため、ピアノが壊れないかちょっと心配だった^^;
そして今日は、パット・メセニー&ゲイリー・バートン+ドラムとベース、という組み合わせのライブ。このパット(ギター小僧)とゲイリー (鉄琴じーちゃん)は師弟関係なのだが、やはり師は強いらしく、今日のフォーメーションも”ゲイリーとその仲間達”と言った趣。実際、 じーちゃんの凄さが際だっていた演奏だった。逆にパットはちょっと不調?気味。実は知らない曲ばかりだったので、ますますじーちゃんの存 在感抜群だった。最後のドラムソロ中持っていたスティックが飛んでしまい、素早く予備のスティックに持ち替えて演奏を続けていたドラマー と、飛んでいったスティックをそーっと返してあげていたベースのじーちゃんが、ちょっとだけ身近に感じた。

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