最近の練習ぶり
札幌「演奏」オフ、実現!
- 札幌の8月は、Niftyのオフ会の時期だ。今年は演奏もやってしまうらしい。去年2Q受験が終わって東京でのオフ会で弾いた以来、曲らしい曲を弾いていない(手ベースの練習とか、アレンジの方法とかばっかりやっていた)私もこれに参加することに。これもひとえに、先週EL−900が届いたから出来る技・・・。なぜか3曲がノルマということで、地味な曲しか弾けなくなってる自分を悲しみつつ、今回は全て曲集から選曲(Four On Six,Cherokee,'Round Midnight)1週間の突貫工事を経ていざ出陣。今回の出席者は何と、東京、福井、小樽、滝川、旭川・・・と地元札幌のヒトは私だけ。皆さん、日頃から磨きに磨きをかけた演奏を披露してくれた。突貫工事の自分はあいかわらずあがりまくり。それなのにアンコールの声までかけて頂いて、大変恐縮した。この日の為にわざわざ東京からいらしたM氏はすでに「全国縦断ツアー」状態になっている方で、アクロバティックな曲(クラシックは全てそう思っている私^^;)もバラードもさわやか系も難なく、”人前でさらりと”こなしてしまうのが、むちゃくちゃうらやましかった。演奏でひと汗(冷や汗?)かいた後はイタリアンレストランでかけつけビール1杯!、その後札幌オフでは恒例(といってもまだ2回目)のホテルの最上階ラウンジで、夜景見ながら品行方正上品に締めくくり。幹事さん、出席した皆様に感謝。来年は私が幹事やらないといけないかなあ、やっぱり・・・・
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丑三つ時にEL−900が鳴る
- とうとう、我が家に新しいエレクトーンEL−900がやってきた。配送係の方がてきぱき設置してくれて、D−700との別れは本当にあっけなかった。せっかくだから専用の譜面を弾きたい・・という訳で、納入前日に幸運にも手に入れられた三原氏の曲集を全曲弾き、他手持ちのEL用譜面を弾きまくり・・・で昼3時間、夜3時間、疲れた・・・で、飽きた^^;なので今度はXG簡易変換機能を試すことに。自分の曲を譜面にするのに、エレクトーンの演奏がMIDIデータになってくれれば楽なんだけど・・と前々から思っていただけに、期待に胸を膨らませ実験。ところが、MIDIデータには見事に変換されたものの、ノーテーションソフトで読み込めない。なんで?と思っていたら、なんでもMDR(エレクトーンに付いている録音再生装置)の仕様とかでテンポ156に固定されているからだそう。とっても残念。。。でも別にテンポは変わっても良いから、演奏データだけでも表示できれば助かったのに。。。
しかしMDRというのは便利なもので、Niftyに行って演奏データを手に入れれば聴く事もできるし、部分パートだけ録音もできるし、MIDIデータをループ再生してBGMにもできる。今まではMDRをレジストレーションを読み込む用途にしか使ったことが無いので、目から鱗状態だ。
そんなこんなで、平日も毎日1時間はエレクトーンに向かう、という、今までの私とは生まれ変わった異常事態が続いている。超高級ヘッドフォン(!)まで揃えてしまって、すっかり魂を食われている。ただ仕事が終わった後なので弾き始めるのが夜中の1時前後、気が付いたらもうすぐ3時なんてことがざら。見事に睡眠時間もELに食われている。夜中に部屋から上下足鍵盤がかたかた言っている(結構響くらしい)のが聞こえたら、結構不気味かもしれない。。。
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EL−90を懐かしむ
- 今週は夏休みのはずが今日までお仕事。ほぼ3週間ぶりに練習のためセンターへ。いつものようにEL−900のある部屋をお借りして練習。夏休み返上でお仕事したご褒美(?)に、後2日でいよいよ我が家にもEL−900が届くことになっている。今まで17年「センターで弾く機種は練習のためのもの」みたいな目で一種突き放して見ていた物が、とうとう家とセンターで同じ物を触ることになるんだなあ・・・と思いつつ、昔弾いたEL−90の音色で色々試してみた。家にELが入ったら絶対「こんなおもちゃをこいつに渡すな!」状態になる自分が目に浮かぶ・・・。ところでふと横を見ると、EL−90が並んで置いてあったので、久々(2Q準備前以来)に弾いてみる。同じ音色Diskを使っているのだが、何というかEL−900の方が柔らかいというか、押さえた感じの音色になり、EL−90はダイレクトに音が響く(EL−90用のDiskを使ったのだから当然)ように聞こえた。ジャズギターの音などはEL−90も結構良い音しているので、どうせなら900には2パターン欲しかったな、とちょっと感じた。(Jazz弾く人々は皆、90の音の方が気に入っているようだ。私は900のギターも好きです)納入時には900用の譜面が手元に無いことが予測されるので(お店の開いている時間に寄れない・・・)、しばらくは今まで家では決して弾くことの出来なかった、ELの楽譜を弾きまくることになるだろう。市販の譜面を弾くのも、これまた2Q受験準備前以来だが。しかし、前述の「Jazzなバラード」が未だにアドリブに入っていないので、遊ぶどころではなくなるかもしれない・・・
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JAZZらしい曲作り
- 最近、週1回しかエレクトーンに触っていない。仕事が立て込んで週休1日制の生活が続いているので、その1日の休日にEL−900を触りにセンターでかんずめ(別に家のD−700だって良さそうなものだが、やはり最終的に使おうとする機種の音で発想しないと、いまいち出来上がりが変わるので)。今回作ろうとしているのは”JAZZらしい曲”だ。月1回の演奏研究会ではJAZZを極めようというレッスンで、レコードコピーがどうにもめんどくさい私としてはせめて、自分で曲を作ることでノウハウを学びましょう、というねらいなのだが、これがどうにも進まない。今までのようにフュージョン的なアプローチとか、そういうのならばもう少し色々アイデアが浮かぶのだが、今回は「オルガンジャズ」と自分で決めてしまったものだから、イメージに近いものが出来ないと、何となくすっきりしないのだ。テーマはすぐ出来たものの、ボイシングを考えるとなかなかサビが決まらない。コード付けがフュージョンとJAZZでは微妙に違って、いつもの要領でEb/Dと分数コードで付けると、これはD7(11)と訂正される。あとGm7(9)->Gm7-5というコード(フラットファイブ)を使う事が多かったりして、肝心のメロディーとボイシングがぶつかってしまうケースが多々発生した。もう1つ悪いことに、今回ひらめいてしまった曲は「バラード」なのだ。とろい曲の「間」を持たせるのは至難の業。またまたアレンジに頭を悩ませる・・・でもとりあえずテーマの形はできた!ので、これからいよいよアドリブに入ります・・・9月の終了コンサートに間に合えばいいけれど。
音の色彩感の話
- 前回「絶対音感」についてちょっと書いてみたら、結構反響があってびっくりした。この間は「笑っていいとも!」でも絶対音感の有無を試すようなゲームをやっていたとかで、こんなものでもブームになると、すごいんだなと思う。私も最近やっと「絶対音感」の本を読み終えたが、結局、絶対音感とは何か?のギモンは解けそうもない。そもそも絶対音感というのは「たしなみ」的要素で、「字が上手なのに越したことはない」程度のものじゃないだろうか。字が下手だって読めれば良いのであって、こんなに騒ぐほどのものでもないと個人的には思う。(この話題にももう飽きたし・・・)
むしろ音楽に必要なのは、”色彩感”じゃないかと思う。私なんぞ、曲作りの為にカラーコーディネートの勉強がしたいと今でも思うくらいだ。これは絶対音感の持ち主しか判らないものだと今まで思っていたが、どうやらそんなことはないらしい。音そのものに色は感じなくても、楽器の音色で色彩感を感じることはないだろうか?それは視覚的に入ってきたものでもかまわなくて、例えば私が所有しているエレクトーンD−700には、弦の音は黄色のレバー、ブラス系は赤いレバー、オルガンの音は白いレバー、と色分けされている。実際の楽器でも、(一般的に)SAXは金色だし、フルートは銀色だ。それぞれの楽器の音を聞いたとき、その楽器の外観色を思い浮かべたりはしないだろうか?その上で、私は調整にも色を感じるので、楽器にあった調を選ぶ。するとなぜかやはり、Eb管やBb管のあるSAXはフラット系のスケールを用いるし、A管などのクラリネットやギターの場合はシャープ系のスケールを使って曲が出来たりする。色彩感を感じることは、曲作りのヒントにもなるが、自分の作ったイメージを観衆に伝えやすい、というメリットもあるように感じている。これを2Qの即興にあてはめると事情が少々変わってくるのだが、それは次回に・・・
2Q受験のお誘い
- 先日、ヤマハの封書が届く。開けてみると何と、次回2Qグレード受験要項が入っていた。なんでも、1999年からピアノグレードの要項が一部改定になって、演奏曲目が課題曲としては特定せず、基本的に自由曲となること、ただし今まで同様年代別に4つのブロックに分けて、それぞれから選ぶようになった、とのこと。でも私はエレクトーンで受験したので、全然関係ないのだが、新しいグレード要項と1999年1月東京会場での募集要項、応募用紙までしっかり同封されていた。そういえば、使用機種が書いていないな・・たぶん、EL−900は使えると思うのだが。それにしてもグレード係の方も、よく覚えているものだ。今回は実際に受けられるか判らない(と、現時点では弱気で書いておく・・・)が、またまた「目の前にニンジンを」ぶら下げられた気分。
絶対音感のお話
- 最近「絶対音感/最相葉月/小学館」を読んでいる。まだ1/3程度しか読んでいないが、なかなか興味深い内容だ。私自身は、絶対音感を持っている、と思う。しかし、何を「絶対音感」と呼ぶのか、未だに判らない。最初は「絶対音感=聴音が得意」だと思っていた。私は小学生の頃からエレクトーンやピアノをやっていたので、鍵盤で何かの音を鳴らされたらその音程を言い当てることが出来た。だから、絶対音感っていうのは楽器の経験のある人ならば、誰でも持っているものだと思っていた。絶対音感についての見解が変わったのは、「松田昌の音楽講座/松田昌/ヤマハ」での一文「…絶対音感のある友人は”Key Cは平板な感じ、Key Dbの方が立体的な感じ”とか言うが、相対音感しかない僕には全然わからない…」を読んだとき、えっっそういう感覚無いの?プロのミュージシャンが??と思った時からだ。私は音程の1つ1つに色が見える。なので、曲を作るのは、絵を描いたり、織物を織ったりする感覚に似ている。最近は質感や立体感も見えていて、キャンバスが布目なのか、和紙なのか、どのくらいの丸みを帯びているか、までの質感は感じている。実際「絶対音感」の文中にも、絶対音感を持っているヒトの体験談には「色が見える」旨があって、ああやっぱり私は絶対音感の持ち主だったんだと再認識した。
ただ、絶対音感があるから何かと特でしょ?と聞かれるとそうかなあ・・・という程度だが、損しているかも、と思うことが2つある。1つには、移調にものすごく抵抗があることだ。移調奏は苦手だし、既存の曲を移調して弾かれるのも抵抗があるし、カラオケで歌っている途中にピッチを変えるヒトがよくいるが、あれも耐えられない。なんだか胃が悪くなってくるからだ。あと街中の雑音の中にストリートパフォーマーの演奏が流れてくるのも、すごく気になってしまう。これって、”移調演奏が苦手”以外は、絶対音感のある人には共通すると思っているのだが・・・
2つ目には、音楽理論をあまり重視しないことだ。これは私の性格も多分にあるのだろうが、「音を聞けばキレイな音かキタナイから使わない方が良いとか判るのに、なぜわざわざ難しく用語を付けて解析しなくてはいけないの?」とついつい思ってしまうからだ。音楽理論は知識として勉強して損はないし、レコードコピーの時には一番役立つと思うのだが、それ以外では、曲作りに必要な”独自のセンス”が失われるような気がする。逆に、単純なツー・ファイブのコード進行だって、それはそれで綺麗な曲調になるのに、楽典では”基本的な理論”なので、「それじゃおもしろくないから・・・」と言われてしまう。こんな時には「結局、音楽って何なんだろう?」と思う。この本を読んでいて、回答が出れば良いのだけど・・・
シンプル・イズ・ベスト
- あいかわらずろくな出し物も無いまま今月も演奏研究会を迎える。今回も、忙しい講師さんは休講。何となくいやーな予感がしながらもセンターへ行くと、ポピュラー講座で一緒の”3J”が迎えてくれて「むらさん、今日1人だって!」…やあっぱり、今日もおにーちゃんまで来ない!!うーんどうしよう。。。でも、演研仲間の「いつもの月謝で研究コースが出来るんじゃないの、ラッキーじゃん」と言われ、そう考えればそうか、とちょっと気が楽に。レッスンの中身は、今日も「手ベース」が中心に。私がやるとなぜかだんだん音が小さくなっていくんですけど・・・と聞くと「それは、あおった右足を最初のボリュームまで戻しきっていないから」という、あたりまえの理由も、客観的に言われるとなるほどね、と納得してしまう。そのうち、新機種EL−900でどうやってJAZZを演るか?という話に発展。昭雄先生曰く「俺は今まで以上に、オルガンの音だけで演る方向に行っているし、生徒達にもオルガン奏法(手ベースとか)を教えていく」というのは私もかなり同感で、EL−900の機能やコンサートを見るに連れて「もうエレクトーンはシンセの領域に入っているから、もう多彩な打ち込みや頻繁なレジストチェンジは当たり前、自分は逆にシンプルな音色を綺麗に鳴らす方向に行きたいな」と漠然とだが感じていた。ただこれは言うが易しで、オルガンの音色1本で間をもたすのは、とっても難しい。そう先生に言うと「それが難しい所なんだよなー」と、あっさり返されてしまった。
大変なことになってきました
- 演奏研究会を控え、また今月も何にも出し物が無いなあ、ちょこっと手ベースかじっただけだし・・・と思いつつ部屋で練習していたら、ウチのセンセイ登場。半年前からおねだりしていた、去年の演奏研究会の終了コンサートビデオを、やあっと持ってきてくれた。EL−900いつ来るか、まだ分かんないんですよお!ってぼやいていたら突然「ところでコンクール、出てみなさいよ」とのお言葉。ええっっ!!そ、そりゃ確かにEL−900が届いたらやってみようかとは思ったけれど、まだ届いてないし、あと1ヶ月だし、それなりに曲仕上げなきゃならないし…とぼやいていると「入選するとかそういう方向じゃなくて、気軽に参加してますって感じであなたはやればいいじゃない、何かイベント無いとはりあいないんでしょ、クラシック弾く訳じゃないんだから1ヶ月あればまだ間に合うし、あなたそういうの得意じゃないの。(センセイがEL−900の部屋を用意してくれるとか)そのための協力は、惜しまないから!」と返される。うっっうっっ、完全に読まれてる…。。。近頃、まるで曲もコピー出来ないし練習もしていないからなあ。しかもお尻に火がつかないと始めない所まで読んで、今頃持ち出してくるとは・・・「返事は来週まで待つから、他の曜日でも良いから、来なさいよ!」と言って去っていった。この後もう仮でコピーしていた曲を続ける気にもならず、とりあえず今から間に合うかどうか曲作って試してみなくちゃ、完全コピーはたぶん間に合わないし・・と、この日から頭の中は「今、用意すべき曲」でいっぱいになってしまった。