最近の練習ぶり



14年ぶり?のピアノ発表会本番

October 14,2001

ふとした気まぐれから、今年の5月から再開したピアノのレッスン。いよいよ、本番の発表会を迎えてしまった。ショパンの”遺作”ホ短調、さて今日は”与作”にならずに弾けるんだろうか?14年ぶりのピアノ発表会に加えて、電子ピアノでの発表会は初めてだ。しかもヤマハ系列じゃないのも初めて、ということもあって各方面に何げに話していたら、いつもの友人、演研仲間、ネッ友さん合わせてなんと総勢6名ものオーディエンスが来てしまった。毎年何らかの形で人前で弾いているELならともかく、慣れない、しかもお世辞にも上手くはないクラシックピアノで、しかも鍵盤”通”のヒト達ばかりの応援というのも、なかなか緊張するものだ。しかし会場に着いたらなんと私が一番遅かった。いつもの通りだ。会場は、いつものレッスン会場をレイアウトして、ロビーに飾ってあるグランドピアノ型の電子ピアノが中央に、アトリエ(ローランドのエレクトーン)が左側に配置されている。実はここのセンターでも発表会開催は初めてらしく、しかも「オトナのレッスン」が中心なので、参加者も皆オトナ、観客もそれなりの人数。なかなかアットホームな雰囲気が良い。本番も、ホントの初心者が気の毒な位緊張しながら何とか弾ききっていたりするので「そうだよねー緊張するよねーがんばれー」とココロの中で応援してしまうような初々しさがまた良い感じの演奏が続く。あたしもこんな初々しい時があったはずだよなー、少なくともコンクール1週間前にやっと腰を上げるなんて事は無かったよなー・・・と思いつつ聞いていたら、すぐ順番が来てしまった。今回はセンターの科全体の発表会なので、「クラシックピアノ」の他に「DTM」「ポピュラーピアノ」「オルガン(アトリエ)」「1曲マスター」なんていうコースのヒト達がそれぞれ参加している。で、私の所属する「クラシックピアノ」の出番が前半だったのだ。この”前半に出番がある”というのもかなり久しぶり。いつも後ろから数えた方が早い順番に出番があったので、これまた新鮮。そして司会の方の前振りの間にイスの高さを調整しようと思ったら・・・このイス、取っ手を何度も何度も回さないと上下しないやっかいなものだった。で、ちょっと取っ手を回した位じゃミリ単位でしか動かない。いつまでもやってられないので、しょうがなくいまいちなポジションで演奏開始。しかし今度はこのグランド型電子ピアノが、家で弾いている電子ピアノよりも、レンタルして弾いた本物のグランドピアノよりも、pp(ピアニッシモ。弱弱な音)が私には出しにくい鍵盤だった!で、思っていたよりでかい音がでてしまった。あーれー、と思いつつもしょうがないので勢いで弾いて終了。予想通り途中で音は外しまくったが、なんだか曲に乗る前に終わってしまったような。まあこんなこんなもんか^^;と思いつつ終了の礼をしようと思ったら・・・なんと、演研仲間ベックが花束持ってやってきた!どうやら皆講師さんなので心得があって「オトナは花束好き」なのを実践してくれたらしい。私自身もめったにお花など頂かないから超嬉しかったし、おかげで場も盛り上がった!次に出番のあった男性も可愛い花束をもらっていて、それもまた良くて盛り上がった。途中のティータイムでは初めてのヒトと話することができたり、今日の応援団の皆様方とおしゃべりしたり、ネッ友C&Cさんからも「本番の時に渡そうかなーと思ったけど恥ずかしいから」と言いつつまたまた花束を頂いて、すんごい嬉しかった。1部と2部の最後には講師演奏などもあって、私の先生は迫力あるピアノ連弾を聴かせてくれた。やっぱり「オトナのレッスン」ってこうなんだな、いつも私はコンクールだの演研だので”それなりに成果を見せないと”みたいな義務を負いつつ演るのとは違う楽しさがあるなーと感じた。応援団もそれなりに楽しんでくれたようで「すごい良い発表会だった」「アトリエ見れておもしろかった」「(ティータイムの)クッキーおいしかった」「先生方みんな芸達者だよねー一生懸命やってるって感じがイイよね(←きっと同業者の目)」などどめいめいが後に感想を言っていた。来年はドビュッシーの「パスピエ」が弾けるようになると良いなあ。


14年ぶり?のピアノ発表会本番に向けてのリハーサルになるはずの発表会出演

October 13,2001

今回のタイトルは長い。上記の通り、明日は14年ぶりのピアノの発表会だ。最近エレクトーンで人前で弾く時は「出たとこ勝負でやっつけお仕事」でも済んでしまうのだが、ピアノ、しかもクラシックピアノはそうはいかない。譜面通り音を弾かないとイケナイ、という時点でいつもの自分・・・4小節に1カ所は譜読み間違いがある・・・流ではいけないというのは自覚していた。それでいつもの仲間達に「どーしよう?」なんて話していた所、丁度講師業を営む友人”のびのび”が主催する発表会が前日にあると言う。「ちょーど良いから出させて!」とお願いして、急遽私はのびのびの生徒として参加することになったのだ。場所は札幌では無かったので衣装を積んで車を運転して、途中、この日司会役を仰せつかっている友人”3J”を拾って、いざ会場へ。
場所はホテルの宴会場で、ホテルの備品というグランドピアノがででーんとステージに控えている。「試し弾きしていいよー」と言われたので、ありがたくリハーサル。が、このピアノ、いまいち弾きづらい・・・というのは、私はいつもレッスンも練習も電子ピアノでやっていて、実際にグランドピアノに触ったのは前日、前々日だけだったからだ。しかもアコースティックな楽器は個々それぞれ感覚が違うから、本番で自分の好きなタッチの楽器に当たるとは限らない。2Qグレード受験でそういう機種の違いに過敏な時の事を思い出してしまった。とりあえず自分のリハは終わって講師演奏のリハを聞き、「DXの音何か変じゃないです?MIDIケーブルあれば何とか音変えれるかも・・」とか余計なことをつっこむ。3Jは司会のリハでめちゃめちゃあせりながら、マイクを通していつもよりさらに大きな声を張り上げていた。本番は結構な人数でお子さまから大人な皆様まで、エレクトーンとピアノと交互にステージが繰り広げられた。思うのは先生方のかいがいしさ。私が子供の頃は講師演奏も無かったし、こんなにかまってもらったこと無いなあ・・最近の先生はみんなこういう風に優しいのねえ!と思いつついたら、次が自分の出番になってしまったのでよっこらしょと舞台袖へ。3Jに「やっと来た、やっぱり直前まで来ないよね」と言われつつ出番を待つ。コメントは既に3Jに渡してあったのだが、その内容は某ピアノMLで受けたネタを使って『ショパンのワルツ遺作、という曲を私は初めて知りました。”遺作”が”与作”にならないようがんばります』というコメントをお願いしていた。そしたら3J、本当にコメント読みながら”与作は木ぃ〜を切るぅ〜”と歌い出してしまったのだ。をいをい、ホントにやるかよ!!と思いつつ一応緊張もしつつ弾いたら、あっという間に終わってしまった。最後のお辞儀なんてもう、舞台の真ん中に行く余裕は無かった。今まで演奏していた皆さん、何であんなに最後も冷静なんだ??とにかく出番が終了し、のびのびも参加する講師演奏も無事終了。のびのび上手なんだから、もっと「センセイ、えらそー!」な曲でも良かったのに。発表会も終了した後の記念撮影ではなんとお花を1人1輪づつ頂いた。発表会でお花、はかなり感動する。遠慮する3Jを強引に連れ込み記念写真に収まる。周りの席の方々と挨拶して、のびのびには参加費を(当日今頃^^;)キャッシュ精算して、衣装を着替え、再び3Jと車中のヒトとなったのでした。本日3Jは3時間近くしゃべりっぱなし。豪雨の中で途中コンビニに寄って購入したにくまん、おいしかったね3J!


STB139も結構いいぞ!

August 6,2001

さてせっかく東京に来たのだから、と次の日はライブに行くことにしていた。チケットぴあのwebで日付検索かけたところ、JAZZではこ1つしかひっかからなくて、でも丁度CD聴いて気に入った所だったので、国分弘子さんのライブチケットを購入していた。場所は六本木のスイートベージル139。六本木はPIT INN,BASH!に続く3つ目のスポットだがここが一番駅に近くて私でも迷わずすぐ着けた。どうやら最近出来たのか、とても新しく綺麗だ。広さはブルーノート東京を1/3程度に縮小した感じだが、あとはブルーノートを彷彿とさせる設備だ。そして1人で行っても大丈夫なようにちゃんとカウンター席があって、私は右脇の前に席をもらって、ワインとかピザとかアイスクリームまで注文、しっかり夕食も満喫。そうこうして2時間後にライブ開幕。私は当日判ったのだが、この日のライブは国府さんのファンへのお礼ライブ的なものらしく、時々挟まれるMCも常連さん向けの話ばかりだった。バックもパーカッションの斉藤ノブさんとか昨日札幌で渡辺貞夫氏と弾ったというギターの方とか、ドラムの方は結婚したとかで奥様のボーカリストも出演したし、キーボードは国府さんの旦那様だった。そしてゲストの楠瀬誠志朗さん、このヒトが良かった!超有名な曲は全部楠瀬氏の曲だというのを初めて知った。どちらかというと国府さんの曲よりも、その他の曲の演奏の方が私には楽しめて、2時間超のライブは結構お得だった。終演後サイン会があるということで、私もせっかくだからと"Piano Tapestry"の譜面を買ってサインをもらうことに。国府さんは「札幌から来たんです」と言ってもあまり興味も無く、途中で声をかけた常連さんと話始めてしまったので”ちょっとまだ途中じゃん”とちょっとむっと来たが、スタッフの方が気配りしてくれたおかげで前のヒトと同じく握手してもらって店を出た。あのお店(STB139)はホント良かった、オススメです。


立川は涼しいぞ?

August 5,2001

いつもならこの日は札幌では"JAZZ FOREST"というライブで1日中踊り狂うため参加できなかった立川でのオフ会。今年は下記のようにEFとのからみでチケットを取っていなかったので「じゃあ今年は行ってみるかな」と言うことになった。しかし今年道外は猛暑。しかし北海道は冷夏。このギャップできっと会場までたどり着くまでに熱中症で救急車をタクシー代わりに使ってしまうかもしれない、しかもこのオフ会は「アルコール飲みながらの無礼講OK」な雰囲気らしいので、(なぜかお酒好きだけど)下戸な私は置いて行かれるかもなあ、怪しい雰囲気になったらどーしよう・・・まあそれもいいかと思いつつ上京。しかし何にも暑くなかった。しかもオフ会も「1人ビール2リットル」のノルマがあったものの(別に飲めなくてもペナルティーはありません、念のため^^;)、他はごくごく普通のオフ会な雰囲気で和やかに進んだのだった。しかし楽器店のステージでお酒飲めるなんて凄いかも。ステージにはEL-900m+ピアノ、ドラム、ボンゴ、キーボード等あり、メンバーさん持ち込みのハモンドB3音源まであって楽しめた。最初はちょっと全員遠慮気味だったがしだいににぎやかになり、突然ドラム叩き出すヒトや扇子持って踊り出すヒト、日焼け具合を競っているヒト達・・・やっぱり予想通り「カラオケ大会のカラオケがELになった」ような状況で楽しかった。私は実はEF以来全然ELを弾いて居なかったので、急遽前日にレジストを仕込んだ"MORE'80"と市販本から"夜は千の眼を持つ"。あと、もしアンサンブルやるなら、と1月にやったフルートの代わりに縦笛(アルトリコーダー)を持っていった。縦笛の出番は無かったが色々他の方の仕込みやアンサンブル等もとても楽しめた。あとはおきまりの2次会で食事(飲めるヒトは酔いつぶれ)、3次会でお茶会。実はこの3次会では「EL用のアプリケーション開発の話」とか「鍵盤は壊しても1つ\500-で交換できる」とか、かなり濃い話題で盛り上がった。喫茶店が10時閉店でなければ、もっともっと話できただろうになあ。。。


EFというものに初体験!

June 17,2001

昔”EF(エレクトーンフェスティバル)”がコンクール的な大会だった頃、私も修業時代だったので何度か出たことがあったが、イマドキのEFというのは「仮装したり踊ったり新体操やったり」という私には無縁な世界になったのね、と思っていた。ところがいつもの仲間たちが今度はEFに出ようと言う。実は皆講師さんなので出場資格が無いらしい。なので「偽名使って顔はお面かぶって登録は私の名前で」なんてたくらみもあたのだが結局は正規に出場資格のある3Jと私のデュオとなった。「アンサンブル部門に2人なんて地味だから絶対賞とかには選ばれないと思うよ〜」という3Jの言葉で「あ、そういうものなのね、じゃ好きな曲で遊ぼう」と曲はなぜかカウントベーシー。スコア譜が既に出来ていたので、あいかわらずの私のペースは3回ほどの合わせ練習でも初見ばかり。3Jはそれなりに弾いていたので申し訳ないかなーと思いつつ「(シーケンス組んだ)リズム渡すの前日で良い?」の私の言葉に「全然OKだよー」という3Jの言葉に甘えまくり、本当に前日まで音づくりもアドリブもベースラインも考えず、曲の構成も覚えていなかった。本当に前日あわてて家でリズム組んで合同練習の会場でシーケンス組み、途中2人でお祭りに遊びに行ってしまい、私は当日の朝自分のレジストを組みベースラインを適当に覚えて曲の構成暗記して、本番に挑んだのであった。今まで以上にとんでもない仕込み状況である。しかし2人だしお遊びだし、担当講師からも「今日は間違ったら”間違ったー!”って叫んでも別に良いよ」というかまわれ無さ。何せ担当講師がちゃんと演奏聴いたのは当日のリハの5分弱だけだ。別のグループへの力の入れようとはなんたる違い。まあこんなもんだよねと言いつつリハから6時間待たされ本番へ。3Jから衣装を借りてお揃いにし「EFっぽいねー」なんて言いつつ、演奏は結構楽しかった。おまけに優秀賞受賞!まさか賞に入るとは思っていなかったのでさっさと衣装着替えてしまったままステージに上がってしまった。賞状を1チーム1枚なのはちょっとなあ(人数分欲しいよね)と思いつつ、記念に私がもらってしまった。しかし後で聞くところによると「グランプリにしたい(次の大会に行ける)のはやまやまだけど、上手すぎて顔が割れすぎてる」理由で優秀賞だったらしい。それってどういうこと?かつては下手だからダメ、今度は上手すぎてダメ??他の店別大会では本当に上手いヒトが選ばれる審査基準だったりするのに??・・・ちょっとEF全体としての審査基準に納得はしなかった。でもまあどうしても次の大会行きたいわけでもないし、アンサンブルはやっぱり大人数で楽しくやる方が良いと思うし。そういえば、3Jはなんだかしょげている。何でも最後の最後、レジストをよけいに蹴っ飛ばしてしまい、基本のストリング音になってしまってパーカッションが出なかったらしい。でも私も一緒にパーカッション組んで鳴らしていたし、聴いていた仲間たちでさえ「全然判らなかったよー」という程度なのだが、体調不良もあって3Jはずどーんと落ち込んだまま帰ってしまった。私も一部やっぱり構成忘れていてちがうパターン弾いて、3Jと「わお!」と顔を見合わせながら弾いていたのだが、コード同じなので対して判らないだろ、なんてすっかり終わったよ〜モードなのは申し訳無かったかなと思いつつ、その後飲兵衛仲間たちと祝杯をあげたのでした。翌日3Jにメールを打ったら「楽しかったよー、また演ろうね!」の返事。懲りてないらしい。。。


結婚式ゲスト演奏デビュー

May 19,2001

北海道では披露宴を「会費制」で行うことがほとんどだ。招待制と違う所は、友人数名で”発起人”と称して幹事役を務める所だ。この”発起人”を初めて経験することに。合わせて、余興でのエレクトーン演奏も頼まれてしまった。最初はピアノとのデュオも・・・と言う話しだったが、結局ソロのみの仕込みとなり、選曲に色々迷いネットで聞きまくりつつMISIAの"Everything"をオリジナルアレンジすることに。原曲は7分以上あるのだが、さすがにこれは長すぎるので適当にカット、間奏で「パッヘルベルのカノン」のフレーズを使ってみようか・・とかピアノ譜を購入してみたり企画も色々考えつつも、結局スタンダードに弾くことにした。折しも別のネッ友さんもご結婚が決まり、前日に録音して「お祝い」と称して贈り物。おかげでイメージも弾き込みも短時間ながら何とかできた!
当日。式への参列も呼ばれていたのとブーケを届ける任務もあり、発起人待ち合わせ時間より30分早く会場入り。すると私が弾くEL-90は式でも使うため、ぎりぎりまで試し弾きが出来ないらしい。先に友人のピアノを指弾に行く。この日はバンド演奏もあるためセッティングがきつきつ、ピアノとELは背中合わせでぎりぎりの配置。もしデュオやってたら、イスと楽器の間隔を極端に離して弾く私たちでは確実に弾けない位置だった。しかもELは本体のスピーカーだけで鳴らすしかないとのこと、これで本当に音通るのか?・・・なんとなく不安のまま式が終わり、私たちは発起人のお仕事、会費受付へ(「お祝い」が必要無い代わり、一定の金額を宴会会費として徴収するのです)。途中、ELが運搬されたのを見計らい再び指弾のため会場へ。きつきつにセッティングされたELのそばに女性が居たので、きっとBGM担当の方なんだろうと思い、思い切って挨拶して「こういうの初めてなんで、何か特別気を付ける事があれば・・・」と私が言ってるそばから「・・昔お会いした事ありますよね?むらさんでしょ?」!!その方はかつて演件でご一緒したことのあるM先生!私が高校生の頃だったから10年以上ぶりの再会!!しばし2人でうひゃー!!とホテルの方たちを呆然とさせつつ盛り上がる。肝心の演奏の心得は「むらさんだったらもう好きなように弾いて、Vol.は3時にしてExp.を目一杯出した方が良いよ」とアドバイス頂き1回指弾させてもらう。受付に戻ったら「すんごい聞こえてたよ」それも恥ずかしい・・・
さて式が始まってからも、発起人というのはなんとなくおちついて食事も出来ない状態で、しかも会費が合わない事態が発生し、人数確認でてんやわんやだった。その間に友人代表挨拶でいきなり新郎交えてバンド演奏が始まり、そのまま余興へ突入してしまった。先にピアノ担当の友人(このヒトも発起人)が私が4−5年前に貸したらしい(お互い忘れてた)JAZZピアノの本から1曲披露。次が私の番・・・ってELの前に行ったとたんホテルの方が奥にあったカラオケ機械を引っぱり出すではないか!そんなの演奏前か後にして欲しい!しかもとろい!!これでも緊張してるんだから早くしてよーと思いながらしばし待たされ、やっと弾き出したら今度はカメラマンとVTRマンがすぐ側まで寄ってくる!しかも右下に目をやれば、VTRモニターに私の姿が・・・。もお久々に右足に震えが走りました。意地で音には出さなかったけれど、生で演奏を聴きたいからとお色直しを延ばして聴いてくれていた花嫁に感謝&ちょっとだけ申し訳なかった。でもどうにかこうにか披露宴も無事終了し、色々初めての経験もさせてもらって、貴重な体験だった。


ローランドのアトリエ体験してきました

May 8,2001

このコラムで出てくる「EL(エレクトーン)」はヤマハ(株)の登録商称で、楽器名としては「電子オルガン」と言う事は皆さんご存じかと思うが、では他メーカーの電子オルガンって?と聞かれると、私は中学校の音楽室に置いてあったカワイのドリマトーンしか知らなかった。が、昨年までの演件の師匠がデモ演奏した時の話を聞いてから一度触ってみたかったローランドのアトリエで、今日はレッスン体験することになったのだ。さて教室に通されると、昔のエレクトーンのような木目調のオルガンが鎮座している。最初に先生がデモ演してくださった。リズムを全て手で鳴らす機能(ELで言う”パーカッションアサイン”)をアピールした演奏で、その点は私には目新しく無いのだが、先生の足さばきがちょっと違う。何が違うのかと思ったら・・・なんとダンパーペダル(ピアノに付いているアレです)がExp.ペダル右に付いているではないか!サスティンレバーが無い代わりに、このペダルでサスティンをかけているのだ。何だかピアノちっく・・・と思ったら下鍵盤が76鍵で、ピアノのように両手で弾くことも出来るようになっていた(上鍵盤は49鍵、ちなみにELは家庭用49*49、ステージ用61*61)。ちょっと弾かせてもらったら「あれ、足が当たらない!」先生おっしゃるに、ELよりドの位置が1鍵盤位分左に付いているらしい。また、オルガンの音などは私もかつて持っていたD-700のようなアナログチックな音で懐かしかった。ちゃんとFDやレジストボタンも付いている。ただ、オーケストラチックな曲を弾くなら仕込みも音色もエレクトーンの方が映えるかな、と感じた。でも色々なメーカーのオルガンが共存してデモ演なりイベントなりがもっとあったら、それぞれの楽しみ方がもっと判って楽しいのに、と感じたひとときだった。


あこがれのブルーノート東京

April 14,2001

このHPを立ち上げた頃から数年は確かに出張で何度も関東入りしていたが、基本的に私は道産子であり、東京に出れば「おのぼりさん」であるが、JAZZ好きとしてのあこがれの場所は「六本木PIT INN」と、今回実現した「ブルーノート東京」でのライブを見に行くことである。しかも今回は、あのハーモニカじーちゃん「トゥーツ・シールマン」である!トゥーツと言えば昨年彼の演奏をコピーしてDuoした相方”赤銅”と共に、「これは行かなくちゃ!もうお年だから、死んじゃうかもしれないよ!!」と意見が一致し、”超割”を駆使して上京したのだ。予約したのは1stステージ、チャージ\8000-也。まずは整理券をもらわないと入れないので、ネットで見た地図の記憶(ザウルスでDL出来なかったのだ)を頼りに、駅からかなり不安な距離を歩いたものの見事一発で到着!ネットでは「ブルーノート東京」の様子は「・・・チャージが高くて必ずドリンクオーダーが必要で席は狭くてすかした黒人ボーイが居て、変な格好してると入れない・・・」という言葉もあり、ホントに私たち大丈夫か?と思いつつも、もう自分もお子ちゃまな年齢ではないから大丈夫でしょ、と根拠の無い理由で店に入ってみれば、黒人ボーイも居ないし、お客さんもフツーの格好だし、お店は広くて綺麗だ。しかし既にかなりのヒトが並んでいて私たちは65番目だった。開演までの時間はしばし青山の街を散策し、3台に1台はベンツが走るハイソな空間にびっくりしつつ、会場時間となりホールへ。ここはまるで札幌の”麒麟ビール園”のような広さで綺麗で、席だってそんなに狭くない。お酒もフードもおいしかった。カクテルを2杯程飲んだところで1stステージ開演、客席からおもむろに登場したトゥーツは演奏中もジェスチャーで客に「ほら料理食べな」と勧めたり、とても愛想のいいおじーちゃんだった。そしてあのお年とは思えないとても切れの良いアドリブと独特の雰囲気と。また選曲も私の好きなジャコパスやイヴァン・リンスのナンバーを取り上げたり、ブラジルPrj.の曲をギターとのDuoで聞かせたり、最後のブルーゼットではギターも披露したり、1時間半の演奏はあっという間に終わってしまった。こう書くと「どう良かったか」が全然読む側には伝わらないと思うのだが「本当に良かった」のだった。その証拠に、私たちは予約していない2ndステージもぜひ聞きたくなってしまった。が、なにせこの日は最終講演、全て満席状態なので\8000-払って立ち見、しか無かった。すごく迷ったがでもせっかく来たから見ようか!とチケットを買おうとしたその時に『来る予定だったメンバーが来れなくなったので整理券あるんだけど、どうですか?』と声をかけてくれる”神様仏様2人組”と遭遇し、当然、私たちは乗った!!しかもその整理番号は49番!しかも選んだ席は1stで私たちが座った席のすぐ横!!という絶好の条件で2ndステージを楽しむことが出来たのだ!!この”神様仏様2人組”は学生時代ハーモニカ同好会(?)だったそうで、ハーモニカは全部#で弾くとかのメカニズムの話も聞けたし、実際にトゥーツモデルのハーモニカまで持っていて見せてくれた(終演後は帰り道まで送ってもらい翌日の観光オススメ場所まで教えてもらって、かなりお世話になりました)。2ndのトゥーツはさすがに疲れたのか1st程のパフォーマンスは無かったものの、バラードを中心としたナンバーはそれはそれでとても和めた。赤銅いわく「あんなに何でもなく弾いているのに、ビート感がしっかり出ていて心地よいのはすごい、1stのピアノは最初怪しかったけど2ndのアドリブは良かった」などと分析しながら感心していた。私はといえば「そっか、イヴァン・リンスのこの曲はこうやって16beatからサンバのりに展開すればELでも弾けるかも」位で、あとはただのほほんと聞いていた。本当に私たちって何て幸運なんだろう!来た甲斐があった、というかありすぎだ。1stステージでの終わりでは「自分は来年80歳だ、また日本に来ます!」と言っていたが、本当に来てくれるのならまたぜひ飛行機飛ばしてでも見に行きたい。・・・うっかりしていたのは、デジカメを持っていたのに、全然写真を撮らなかった事。でも良いのだ、良い思い出は絵に残さない方が良い。というか、また絶対見に行くから良いのだ!!


飲んだ、騒いだ、敵に回した

February 18,2001

また高額な発表会の季節がやってきた。今年は演件仲間たちが「デュオやりたい!」と殴り込みをかけてきたので、一応正規センター在学生の”3J”チームと”私チームとで組んで参加することになった。普段は皆ソロで弾くことが多いため、あまりプレッシャーのかからない、こういう発表会でアンサンブル参加するのが夢だったんだそうな。よって演奏は「ありものでいっかー」と2の次3の次だ。皆普段は自分で耳コピとかアレンジとかした曲を演奏しているため、”(あまり手強くない)ありもの”というだけでちょっと余裕である。しかし応援団も確保したし、昨年はこんなことして目立ったし、これが見てるだけではなく参加するとなると、当然大騒ぎになるのだった。まずは皆お酒好き、弾く前に飲まないとやってられない!という”ベック”のような輩もいるため、リハーサル直後に皆で1杯\525-のドリンク券をすでにキープ。ベックは3杯分買ったのか?基本的に演奏時は飲食禁止主義の私も、今日はベック体験(ほろ酔い演奏)をしようかと一緒になってワインを注文、控え席近くの一角を内輪で陣取り、お酒とオードブルと”槍ちゃん”&”てっちゃん”の差し入れのおかきで既にテーブルは一杯。同じくご友人とDuoを組んだ”バキューン嬢”チームも交え、ワインの私にだけコースターが付いてきたと自慢したり、差し入れのラッピングに付いてたリボンを皆で腕に巻いたり、誰かが持ってきたラメを塗りたくったり、他の方の演奏を聞きながら「この曲は当時流行ったのよー」「なんかレジストおかしくない?あ、タッチのせいか」「ちょっと、上手いよこのヒト」「やっぱり今日を迎えるに当たっての心構えが、私たちとは違うよねー」と一応周りに迷惑をかけない範囲で騒ぎまくる。さて演奏の方だが、我々のトップバッターは”バキューン嬢”チーム。この2人、ちゃんとフレーズを練習しないといけない曲を弾いていてえらい。衣装まで合わせている。実は私たちも「演件コンサートで着た黒ラメを着回そう」という話があったが、私は黒ラメを持っていなかったので今日のために購入して着ていったら、相方は「ノースリーブは寒いから止めた」と普通の黒。しかも私の衣装は会場に行く前売場のCちゃんに「美川憲一みたーい」と叫ばれ続けて店中の注目を浴びてしまったのに。不合理だ。次は”3J&ベック”チーム。この2人、出番前に私たちのすぐそばの控え席から何度も駆け戻ってきて「ヒューって言って」「手拍子して」とサクラの注文が細かい。今日ももちろん、サクラ名人の槍ちゃんと赤銅が控えているので、本番の内輪盛り上がりは異常なほど。3Jなんぞカメラ目線の後は自分で手拍子してた。流石だ。これで私たちは司会のおねえさんを敵に回した?らしい。休憩時間のじゃんけん大会では最後の目玉商品DVDプレーヤー勝負で、最後に残った槍ちゃんともう1人のお客さんとの一騎打ちでは「こちらの方(槍ちゃん)には応援団が付いていますけどねー、こちらの方(一般のお客さん)にはその他の皆さんで!応援して下さいねー」と敵扱いされてしまった。勝負は応援団の数の差か、槍ちゃんは負けてしまったけどみんなで拍手を送ったのだった。さて次は私&赤銅の出番。本当なら出番2番前に控え席でスタンバイする決まりなのだが、私は控え席は嫌いなので「ここにいます!」と出番直前まで自席に居た。途中一応「・・・控え席に居ないとだめですか?」とスタッフの方に聞いたら「判ってますから良いです^^;」よーくおわかりだ。私たちの曲は市販の曲集を2冊参考にしたものの、構成も音もパート演奏も一応自前である。練習時間が合わないので一緒に弾いたのは構成etc.を決めた時の1回だけ。それでもサクラは居るし、特に難しい事をやるわけでもないし、なんといってもこっちは酔っぱらいだ、楽しく演奏できた。人前で間違わず演奏したのは初めてに近いかも。内輪では踊り狂っていたらしい、そこまで見ることが出来なかったのが残念。うちのセンセイにも「音楽は楽しくあるべきよねー」と妙なほめられ方をされてしまい、我々はこの後お決まりの打ち上げへなだれ込んだのでした。


21世紀最初の北海道演奏オフ

January 20,2001

なぜ何もしていない私が「幹事長」と呼ばれることになってしまったのか今となってはさっぱり解らないが、道外のネッ友さんが団体さんで北海道に遊びに来る->北海道の味覚と飲み会やりたい->どうせなら皆で演奏もやりたい->じゃオフ会だあ!となり、なぜか私が演奏の部の現地とりまとめ役になってしまった。しかし元々幹事に向かないこの性格、もちろんオフ会の設定なんてしたことも無く、企画と当日の進行は言い出しっぺの団体さんにおまかせしてしまった。私はまぁとりあえず会場押さえからかな、と知ってる範囲で結構調べてみたものの、「ドラム付きで土曜日でEL3台以上」というのは結構難しい条件らしく、なかなか丁度良い場所が見つからない。どうしようかなーと思っていたら、なんと宴会幹事さんがホールを格安で(しかも私では半年以上前じゃないと取れない場所!)確保してくれた!やはり楽器店にコネを持つヒトは強い。これで会費も参加人数で頭割りすればOK!・・・しかしこの後のホールの打ち合わせはどうしたら良いんだ?とか、「会場がホール」というだけで、プログラム作って観客も呼んでビデオも撮って・・・なんてすごい大がかりな話が出てきてしまって、そこまでやるのお?とか、ELってどうやって運ぶんだ?とか、ライン引くなんてPA付ける気無いぞ?とか、結局君は参加するの、しないの!?とか、当日の曲順はどうしよう?とか、予想通りあれやこれやと心配事が発生してしまった。こういう細かいことが解決できない限りずっと気になってしまう私は絶対幹事向きじゃないと思う。しかし、私は結局何もできないなと開き直っていたら、ホール関係は宴会幹事さんと講師をやっている現地ネッ友さんが全てを上手く仕切ってくれたり、当日の進行や曲順は言い出しっぺ団体さんが決めてくれたり、音あわせしたらPAも特にいらなかったので会場費だけ人数頭割りで良く、2次会の会場押さえだけは人数把握しないといけないので広報係としてあちこち書き込みした程度で、とっても平和で楽しいオフ会ができてしまったのだ!参加者は全国各地から老若男女17名、最初の曲は「じゅにあ2」と言うおこちゃま教材の曲をドラムもベースも付けて、私はフルートで参加してアンサンブルだなんて、これが結構はまって楽しかったりする。この後も全てアンサンブルで、本番が初あわせなんていうのもざら、間違おうがリズムと合わなかろうが全然気にならず、私も1週間前に声をかけていただいた方々と(なぜ私の行動パターンを知っているんだ^^;)楽しくDuoさせて頂き、弾かないときは鳴り物で一緒に遊び、参加機材もEL×3,クラビ、ドラム、ベース、ギター、コンガ、SAX、ピアニカ(結構格好いい音出すんだこれが!)や自分のへぼフルートなどと併せて演奏するのはとても楽しかった。恐ろしいことにこれまで演件レッスンでやっていたようなフリーセッション(飛び入りアドリブ演奏)に手を引っ張られ無理矢理参加して、どうしてイントロまで含めてループしてるんだろうとこだわり、あえなく沈没した。しかし今日は溺れるのもまた楽しかったりする。結局無事平和に終了し、2次会は道外の団体さんに海の幸を満喫していただき、3次会は「薄野霊園」でお約束のホラーショーを楽しみ^^;事故もなく皆転んでけがしたりも無く、無事終了したのだった。あーよかった。今回はホントに参加者全員のみなさまにお世話になりました。ありがとうm(__)m


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