最近の練習ぶり



音楽鑑賞は癒しにならない

May 10,2000

また借金してCDを4枚も買ってしまった。閉店時間までまだ間があったら、あと2枚は増えていたような気もする…ここ2,3ヶ月、必要に迫られてCDを買いまくっている。まだ封を開けていないのも5,6枚あって、もったいない状態だ。なぜこんなことになっているかと言うと、一応のメインターゲットは、9/23(SAT)に行われる演奏研究会終了コンサートのための曲探しのためだ。今回はソロに加えてデュオ(2台のELでアンサンブル)の話もあるので、パートナーと色々なCDを貸し借りしたり情報交換しているのだが、なかなか決まらない時は決まらないものだ。しかも、こんなに色々CDを聴いていると、試しに取ってみた曲とか、絶対演奏会で弾かないという曲でも”自分でアレンジしたい曲”というのが無駄に増えてしまい、せっかく早々と決めたソロの曲も未だにテーマさえ取っていない状態である。しかも、”やってみたい曲”がどんどん増えてしまって、しかも飽きっぽいため、途中までコピーして止めてしまった曲が5曲も…結局、肝心の宿題はやる気のない今日この頃である。
しかし、こういう曲探しの作業はELを始めてからもう何十回とやっているせいか、普段の生活上でも、無意識にBGMチェックをしているらしい。友人たちとコンサートの話をしていても「また”この曲弾こうかな”とか考えてるんでしょ」と言われて、初めて自分でも”確かに、そういう基準で聴いていたな”なんて気づいてしまう。音楽を職業にしたわけでもないのに、「リラックスする時には、ELでは絶対弾けそうにもない曲」を選んでいるというのも滑稽かもしれない。・・・ああそれなのに、未だに曲選択が上手くないというのは何故だろう???


レジフトシフトなんて嫌いだあ!

Aplil 22,2000

近頃はやっぱりやる気がないものの、マンスリーレッスンでは再びクラシックを弾いている。「展覧会の絵よりキエフの大門/ムソグルスキー(ELECTONE PARSONAL ALBUM:松本淳一)」を練習中だが、この曲はかつて2Q受験用に自分でスコアから起こしてアレンジして本番でも弾いたことのある1曲である。これがEL-900用に(しかもレジスト付き)本が出てしまうなんて、ずいぶん年月が流れたのねと思いつつ、この曲くらいはちゃんと弾いてみようかと手がけたのだ。かつて自分で弾いたアレンジとボイシングが違ったり、勝手を忘れているせいもあって全然上手くはならないが、それは置いといて「それ何とかしなさいよ」とうちのセンセイにあきれられたのは、レジフトシフトの下手さだった。右足を操作してもレジストが代わらなかったり、蹴る音が激しすぎたり。何せ2Q準備を一時休止してからは主にJAZZしか弾いていなく、しかもレジストなどほとんど代える必要のないパターンか、手で代えてしまったりする曲ばかり弾いていたので、右足を”さりげなく、なめらかに”使うことが全然だめなのだった。昔から苦手だったので「蹴り損ないように」という練習をしていた後遺症で、確実に蹴りたいためにスイッチを蹴る音が、ものすごい響くらしい。しかも静かに入る場面でもこの調子で1小節づつ蹴るから、演奏より蹴る音の方が大きかったりするのだ。手で代えるヒマも無く、MDRにも記憶させられないクラシックはこれだから嫌だ。・・・しかし最近やる気が無いため、解決策も思い浮かばず。さて、いつになったら上手くなるのでしょう??


とうとう来ましたね、最高級ELのVer.UP

Aplil 15,2000

PC並とまでは行かないまでも、モデルチェンジの影響が大きいEL。ついに家の最高級ELの新機種が発表された(詳しくは「お気に入りネッ友サイト」から”バードくんのあんおふぃしゃるページ”をご覧下さい)。外見はちっとも変わらないが、音色が増えたり使い勝手が良くなったりするらしい。しかし今回のVer.UPは、家のELの基盤を交換することで、新機種と同様になるらしいので、今までのEL経歴から言うとだいぶ良心的であった。また実物が出てきてから導入するかどうかは決めたいと思う。・・・それはそれとして、自分の職業柄ついつい思ってしまったのは、今回のVer.UPで思ったのは「EL-900mが実はEL-900本来の完成型だったのではないか?」だった。本当は900mの形で最初から出すはずだったのだけど、全ての機能を作りこむには開発期間が足りなかったのか?とか、ユーザーが本当にVA音源を受け入れるのか?等を見るための期間が、EL-900が発売されてからの2年間だったのかと。付加価値?として、VA音源Edit機能の他にも音色が増えたりしているが、MIDI OUTのフィルター(ホリゾンタル情報Cutとか)というのも、EL-900発売当初からXG音源を内臓して「これでELもPCとの融合が!」などと言うコンセプトを最初から出しているのだから、元々最初から必須な機能だと思うのだ。ただ、Ver.UPそのものを別に責める気は無い。ハードが進化して、より演奏に集中できるのはむしろ喜ばしい。ただ、ELの性格で困るのが「現行機種が代わる」という点だ。私のように気が向いた曲をのほほんと弾いているようなユーザーならばまだ良いだろうが、グレード受験とかコンクール出場の際に機種が指定されてしまう現状では、新機種を個人的に好む好まないにかかわらず導入せざるを得なくなる、という点が嫌なのだ。ELは「楽器」なのであって、普通「楽器」というのは各人の個性にあった物を選択すべきものだと思っている。それが外圧によって左右されるのが未だに私には納得できない。そして、そういうことにかかわることが判っているのに、数年で安易に新機種が出るのも、ELの世界を狭めている要因の1つに思えてならないのだ。せっかく今回は基盤交換でVer.UPできるシステムを採用したことだし、そろそろ悪習は断ち切るべきと思うのだが。


見る側も出る側も、サクラは必須

February 20,2000

今年も高額な発表会(参加費¥8000−!!)の季節がやってきた。昨年暮れには「"Winter Wonderland"を手ベースオルガンでやろうね」とうちのセンセイとも言っていたのに、X'masが過ぎると全くやる気が無くなってしまい、そうこうするうちに残すところ当日まであと20日。手元にはあったのにまだ中身も見たことのない本で、ネッ友さんが弾いたというだけで「Well You Needn't(倉沢大樹さんアレンジ本より)」で申し込んでしまった。しかも申込書は紙で出さずにワープロしてセンセイにメール、という相変わらずのフトドキ千万者だ。しかしいざ本をめくって見て最初の4小節で「最近の本ってえらく弾きづらい・・・」いつもJAZZで弾いている曲のアレンジと微妙に違うので、雰囲気をつかむのに苦労する。しかも時折、ボイシング(コードの押さえ方)がどうしても気に入らない部分が何箇所かあり、書き直しての練習となった。こりゃまずいとそれなりに練習もした。連休は既に旅行に行くため使えなかったので、平日の週3日くらいを使った。しかし、当日1週間前の段階で譜面を拾っていたのは50%、最後まで弾くとこうなるんだ!と判った時点で5日前、テンポは200。本当は280まで上げるらしいが、試しにやって見ても全然曲にならない。まあテンポは240で出来れば上出来、とレジストチェンジはマニュアルで練習(MDRの再生%を落とせばオートチェンジできるが、テンポが数字で出ないのが嫌なので)。前日になって暗譜で弾く練習(譜面を見て弾く方がメタメタになる性質なので)。やはり「切羽詰ってからお尻に火がつくパターン」になってしまったのだった。加えて当日は演研仲間(今回は数人出てくるので、このヒトは”ベック”と呼んでおきましょう)が出演する「講師コンサート」というものを見に行くことになっている。コンサートは14時から、発表会は18時から。やっぱり当日の朝まで練習したのだった。

さて当日、最初は「見る側」の講師コンサート。"YE"とか”YP"とかいう団体に所属している先生方がみんなアンサンブルで、ウルトラマンからタンゴ、JAZZ、フュージョン、与作までと幅広いジャンルの曲から演奏した。先生方だから当然自編曲。当然上手なのだが、中でも「ピアノで鍛えたこの筋肉!」を誇る腕で聴き応えのある演奏を聴かせてくれたピアノの先生デュオが一番印象的だった。お目当ての演研仲間”ベック”は自分で考えたアドリブをばりばりかましたかと思えば、普段絶対見ることの無い「決めのポーズ」まで見せてもらって「いいぞいいぞー!」という感じだった。しかし会場には当然教え子さん方も呼んでいるだろうに、弾きづらいだろうな、ある意味かなりシビアで舞台度胸が付くかも、とかアレンジによって聞こえ方が全然違うとか、なかなか判りやすくある意味勉強になったコンサートだった。

終了後1時間ちょっと空き時間が出来たのだが、一緒にコンサートを見ていた演研仲間たちに「私たちはご飯食べに行くから。むらさんは練習したほうがイイよね」と既に私の成り行きを読んでいる”赤銅”の差入れをありがたく頂きながらしばし練習。何とかテンポ260までだと曲らしくはなったので、これで行く事にする。途中で、発表会に出場して同じく演研仲間の”バキューン久子ちゃん”が乱入。「デュオでオルガンソロの部分の音色が弱いって言われたんだけど、どうしたらいいと思う?」と言うので”赤銅”と一緒になって「userのope.のVol上げなよ」「ソロで重音使うの?」「使わないよ」「じゃ、LEADも上げちゃえ。バランス悪いからこっちも、これも」とぎゃーぎゃー言いながら音色作り。さて本番はどうなるのやら。

発表会の会場は昨年と同じく、ホテルのちょっと洒落たフロアで、もう1人演研仲間で発表会出演の”3J”と合流。ワンドリンクにビールが無い!(後にあることが判りおかわりしていた)と飲兵衛の”赤銅”と”槍ちゃん”は文句を言いつつ、ワインを選択。私も飲兵衛ではないがワインをもらう。ようやく発表会が始まった。発表会の中身は昨年同様、選曲もさることながら演奏形態もバラエティに富んだ構成だった。演研仲間の中で最初に出番のあった”バキューン久子ちゃん”はデュオで楽しげにラテンのナンバー。さっき私たちが直した音色は会場ではちょーっと大きかったが”赤銅”と「音量下げて!ってジェスチャーしたくても、この席からじゃ見えないもんね」とお互い見合わせたのだった。仲間内で次の出番となった私は前のグループが「チュニジアの夜」を演奏していてちょっと困った。実は私が次に弾く「Well You Needn't」は「チュニジアの夜」とテーマの出だしがとても良く似てるのだ。このアレンジだったらチュニジア弾いたほうが早いじゃない、という位似て居るので、自分の曲がどんなのだったか忘れそうになった。本番は「テンポが速い4beatだから、とりあえずぶっ飛ばして弾いておけばサマになるだろう」と思って挑んだが、既に酔っ払いと化した?”槍ちゃん”のサクラ掛け声のおかげで、それほど緊張もせず(そんなヒマも無かったのだけど)レジスト蹴っ飛ばしミスも無く無事終了。しかし終盤、久々に右足に震えが走ったのは危なかった。私の次のグループはクラリネットをフューチャーしたクラシック。昨年も私の後は生ソプラノSAXだった。私の演奏の毒消しには丁度良いプログラムだった。仲間内で最後の出演順になった”3J”は曲が他の方とダブルブッキングというプレッシャーの中、難なく終了。弾く前に「今日はカメラ目線を決めるぞ!」と言っていただけある。いまさらそんな事を言わなくても”3J”はいつも楽しそうに演奏するのでうらやましいのだが、今回は私も「むらさん、笑って弾くようになったね」と言われてしまった。自分ではそんな自覚がなかったが、これは昨年までのオフ会参加の成果かもしれない。それに今日は終日演研仲間の盛り上げに助けられていたし、やはりサクラは必要なのである。最後はエレピ+ボーカルでしっとりと、発表会も終了。うちのセンセイからは「良かったね、曲になってたよ」と判断に難しいお言葉を頂いた。何せ1度しか聞いてもらっていなかった上に、40%までしか譜読みしていなかった段階だったので。昔から私のことをご存知の別の先生からは「うまくなったねー!」と誉められてしまったが、自分がこの調子なので、絶対曲が聴き栄えしたのだと思う。後で皆に聞いた限りでも"Well You Needn't"は発表会映えする曲だったらしい。ボイシングの違和感が気にならない方ならばオススメします。


ついに出ました、Newフル鍵

January 20,2000

今家にある最高級エレクトーンが来てから、約2年半。とうとう、ステージモデルの新機種が発表されてしまった。正直言って、心境複雑である。別に、新機種が出たからと言って家の機種で2Qが受けられなくなる、ということはすぐには無い。しかし困る。私はステージモデル(私は”フル鍵モデル”と呼んでいます)ファンだ。修行時代だって、ずっとステージモデルを(レンタルして)弾いていたので愛着がある。もし今の機種と同時期に出ていれば、ちょっとお値段で迷いつつも、飲みにも旅にもお嫁にも行けなくなっても、フル鍵モデルを買っただろうと思うからだ。なぜかというと、
(1) 前回まで準備していた受験曲はフル鍵の使用を前提としたアレンジばかり。家の機種用にリアレンジしても良いが、弾き心地と見栄え(!)が全く違う。しかも、唯一誉められたオリジナル曲もフル鍵仕様(この曲を弾きたいがために、フル鍵モデルで受験をしたのだ)。この曲を外す訳には行かない。
(2) 2Qに合格したヒトは皆、フル鍵モデルを家に持っていた。それでいてなお、1ヶ月前から仕事もセーブして1日を練習中心に生活できる状態だったらしい。私の今の職業で、しかもここ最近センターに居られる時間(門限)が、前回受験当時より1時間近く早くなっている状態で、本当に対応できるのか?
(3) 何よりも、「今度自分で買うときはフル鍵」が夢だったじゃないの!
・・・といういろんな思惑が頭をよぎってしまうのだ。正直なところ、今の家の機種を買ってから過ごして来た2年半より、2Q受験のためにセンターにかんづめ状態でフル鍵を弾いていたxヶ月の方が、はるかに弾いている時間が多かったような気もするのだ。・・・しかし頭を冷やして考えて見ると、「まてよ」という点も出てきた。昔がそうだからといって、今からフル鍵を買ったらそれだけ本当に練習するのか?というのも、ここ近年の怠けぶりが染み付いている我が身では怪しい限り。そしてまた、今回の機能追加内容を見る限り、クラシックに有効な機能ばかり増えている気がするのだ(詳しくは「バードくんのあんおふぃしゃるページ:とりせつ」を参照)。最近の私は「最小限の音色ですっきりさっぱりしたアレンジで聴かせる演奏」の方が圧倒的に多いため、どうも私的には必要無さそうな部分の方が多いのだ。しかも決定的なのは、ソロバー(上鍵盤の単音色だけを切り替えるスイッチ)が無い!私は単純に、家のモデルでフル鍵(手鍵盤=5オクターブ、足鍵盤=2オクターブ)があればそれで良いだけなのだ。もし、旧フル鍵モデル(中古でも可)に「ネクストソング機能」と「EL-900のハーモニカの音(これはゆずれない!)」を搭載して30万位なら、速攻で買いかえるのに。無理だろうなあ・・・


昨年を振り返って今年の抱負、三年目

January 1,2000

あけましておめでとうございます。ここでうだうだつぶやくのも、もう3回目になってしまった。昨年はこんなことを言っていたが、昨年はまったくやる気が無く、途中体を壊した事もあり、全然技術的には進歩の無い1年だった。ただ救いといえば、4月に三原義隆氏のライブ、8月に熱帯地獄での野外ライブ、9月の演奏研究会コンサートと佐々木昭雄氏のハモンドライブ、11月に松本純一氏のコンサートと渋谷でのNiftyのお仲間さんとの「秋かに」、そして12月の逢坂ツアー(Niftyのお仲間さんとのコンサート、浜田恵子さんのハモンドライブ、難波会場視察)で、自分の世界が音楽的にも人脈的にも広がったのは収穫だったと思う。これをモノに出来るか否かは今年以降の自分にかかっている。大分向上意欲も復活して来たみたいなので、昨年の10月あたりから今年の動向は計画している。とりあえず「飛躍」とでもしておきましょう。でも去年もそうだったけれど、なかなかここで言った通りにはならないんだよな・・・


なにわ会場を下見

December 13,1999

さて、大阪ツアー最終日の目的は、2Qグレードの会場となる「ヤマハ難波センター」の見学である(やっと、このコラムにマッチした内容になってきた・・)。地下鉄の難波駅から五番出口を出てすぐ右の信号を渡り、薬屋さんを過ぎて5分強歩くと、いきなり低い目線で看板があった。しかし全面、白いカーテンで覆われていたので休みかと思い通りすぎる所だった。ここの8Fにホールがあり、7Fがインフォメーションセンターなので、とりあえず7Fでホール見学許可を頂いて8Fへ。ちょうど誰も使っていなかったので、色々見て回ることが出来た。ホールの広さ自体はこれまでの札幌会場、東京会場と同じ位なのだが、床が板ばりのせいか、ホールというより「サロン」というより、公民館の小ホールといった趣だった。しかし、いつも思うが、たかだか10cmほどの高さしかないステージから観客席を見ると、なんか魔物が居るかのような緊張が走る。とりあえず、このアングルは覚えておこうと写真に撮った。そういえば見るのを忘れてしまったが、ここの舞台袖まで行くのには、どこから行くのだろう?ホールは8Fのエレベーターを降りてすぐにあるが、たいてい受験者の通り道は通行止めになっていて、観客とは会えないようになっている。きっと7Fから裏階段を上ることになるのだろうか?
ホールの見学許可と一緒に、練習のためELのレンタルをお願いしてみると「他会場の生徒という証拠がないと貸せない」とのこと。料金的には1時間2000円弱と、目黒センターに比べて安いのだが、一般人には貸さないそうだ。この日しっかり一般人だった私はせっかくFDを持っていたにもかかわらず借りれなくて残念。しかし条件付ながら、練習場所もキープといったところだ。


なにわのJAZZはファンキーでエキサイティング!!

December 12,1999

オフ会の次の日、昼間はNiftyの方に大阪観光に付き合っていただき(この模様は「好きですサッポロ」にて掲載予定)、夜は大阪にお誘い頂いたドラマーさんに、「ラグタイム」というJAZZ BARでのハモンドのライブに連れていってもらった。札幌ではこういうライブを見る機会が無いので、楽しみである。ハモンド奏者には小柄でファンキーなおねえ様を筆頭に、ギター・ドラムス・ベース・サックス3本、ボーカルという、なかなかの構成。このメンバーで3部までノリノリの演奏が続いたのだが、お店は満員、しかもハモンドのおねえさんのファンなのだろうか、金沢?からかけつけた集団追っかけの方もいた。ハモンドのライブを間近で見るのは、東京での師匠のライブ以来2度目だが、地味なJAZZというよりFunk系に近い弾き方で、パワフルだった!思わず、休憩時間にハモンド奏者の方に「私も今手ベースと猫手ブロック奏法(<-自分で勝手に付けた名前^^;)練習しているのですけど、へたくそで」といったら、目の前で手ベース+猫手ブロックで即興で弾いてくださった!この奏法は演研の師匠が弾く以外は見たことがなかったので、とても感激!しかも、ハモンド奏者の手がちっちゃいのにもまた驚き!さらに、ハモンドB−3に座らせてもらって、少し遊ばせてもらった。このハモンドを生産?販売している「Y.Sコーポレーション」という会社の偉い方から直接、操作法などを解説してもらって、またまた感激!ハモンドのつくりは実に単純なのだが、それゆえに弾く側に相当の技量が必要だよな、というのを実感した。札幌ではハモンドを置いている所は無いです(単純に私が知らないだけかも)、というと「あなたが先駆者になれば!」と勧誘されたのにはまいった。しかしオルガンのCDやVTRまで手に入り、大阪ってこんなにハモンドが普及しているのにも驚いた。ライブは0時過ぎまで続き、誘っていただいたドラマーさんに車で送ってもらう途中にも、2人で「良かったよねー!!」を連発し、話は尽きることが無かった。


なにわの夜はノーブルであった

December 11,1999

この日も毎度おなじみ、Niftyのお仲間さんとのコンサートに参加。場所はなんと大阪、生涯二度目の大阪上陸である。物好きにもほどがある。今回の参加は本当に「ひょうたんから駒」状態での実現で、大阪在住の方から札幌観光を相談された時にたまたまその方がドラマーさんで、しかも今年中に大阪でのオフ会があるということで、ご好意にほいほい甘えて、のこのこ参加したのだった。場所はハイソで夜景が綺麗なレストラン。空港が近いらしく、5分に1回は窓から飛行機が見える。実は大阪のメンバーさんとはほとんど面識がないのだが、「開かずの間」の常連さんにもご対面したり、たくさんの方に声をかけていただき嬉しかった。また、料理はもちろんフルコース。ワインなんぞ頂きながら、ここで様々なジャンル20数曲が演奏されたのだった。私はソロでオリジナルの"4:00 A.M"と、ご招待頂いたドラマーさんとのDuoで"INTERFACE"を演奏。ソロは多少緊張したもののいつも程ではなく無事終了したし、やはりDuoは楽しかった。大阪と聞いて、もっと仮装が多くて芸も多くていきなり吉本漫才でもやられたらどうしようかと思ったが、普通にノーブルでちょっと安心。和みのひとときだった。それにしても、こういう会を企画・運用するのは大変だろうな、札幌でやるとしたらどうなるんだろう、と、幹事さん方には頭が下がるのでした。


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