おさるな理論3:
セッションはやっぱりオープンボイシング!

今回は一応グレン・ミラー風なので、最後の大盛り上がり部分はやはり、4SAXのセッション(1つのコードを複数の管でパートを分けて演奏するパターンを、私はこう呼んでいます。”セッション”という言葉自体は、もっと広範囲な意味を含むらしいのですが)で行きたいなと思い、オープンボイシングの理論で展開してみました。
普段、エレクトーンで弾くときに左手でダンゴに押さえるコードを「クローズ・ボイシング」と呼んでいて、これを音域を広げて両手で弾くパターンを「オープン・ボイシング」と呼んでいます。


上記は上から2番目と4番目の音をオクターブ下に持ってくる展開。他に、2番目の音のみ、また3番目の音のみを下に持ってくるパターンがあります。

この辺のアレンジは、譜面の4頁目を見てください。。。。でもこうやって自分でアレンジしていながら、難しくてまともに弾けない(T_T)んですけど、でも管でオープンボイシングで弾くのは、絶対かっこいいので、はずせません!
それでは最後に、例によって眠くなる文面をどうぞ。

  • クローズボイシングとは、メロディに対して密集によるハーモナイズ(和音付け)の意味でメロディに対して、オクターブ以内でボイシングされることを基本とします。クローズハーモニーは、サウンドの厚みはありませんが、早いテンポの曲や、軽快な曲などに多く用いられます。
  • オープンボイシングは、2種類に分けて考える事が出来ます。1つは"Semi-Open Voicing"と呼ばれ、メロディから、ハーモニーの最下音が1オクターブ5度以内にハーモナイズされたものと、"Open Voicing"のように1オクターブと5度以上に開離されたハーモナイズに分けられます。


あなたならこの曲、どう料理しますか?
  私は、こんな感じにしてみました。しかし致命的な間違いが!?
    おさるな理論1:まずは定番のカウンターライン
    おさるな理論2:「ツーファイブ」と「代理コード」で色づけ
    おさるな理論3:セッションはやっぱりオープンボイシング!
  致命的な間違い・・・回答。



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