モード」っていったい何物?

はじめに、「そもそも、モードって何?」と聞かれると、この先話が続かなくなってしまうので、まずは今まで何度も目にしたけどちっとも覚えられなかった「モードスケール」を簡単に解説します。
「モード」とは、調性に左右されない”音の並び”です。全音、半音の位置によって名前が付けられていて、どの音から始まるかで「Dドリアン」とか「Eフリジアン」とか呼ばれます。良く解説書に載っているのが、以下の図。
 

モードスケール一覧

・・・つまりシャープもフラットもつかない、単なるおたまじゃくしの行列にしか見えないんです。この全音・半音の間隔がどの位置に来るかを覚えるのが大変。逆に言うと、シャープもフラットも付かないパターンはこれだけで、あとは全部調号の付く位置が変わるのです。たとえばCアイオニアン(C Ionian)はフラットなおたまじゃくしで済みますが、その後は
C Dorian,etc...
・・・となり、これを全調について覚えないといけません。その数84通り。しかもモードはこれだけじゃない(T_T)
また、普通のハノンとかに載っている調性スケールだと全部アイオニアン(Ionian)なので、C Dur(ハ長調)は上のC Ionianと同じですが、D Dur(ニ長調)になると
D Dur Scale

シャープが絶対2つ付く、とか全音・半音の来る位置が同じ、とかで慣れれば全調覚えられますよね。長調・短調全部覚えても36個だし。しかしモードのスケールは、こういうわかりやすい指針が無くて(実は一部、覚え方はあるんですが、それは次の章に)、いつまでたっても上記の記述を応用することができない私なのでした。
 

モード(1):オルタードスケール”だけ”覚える!
  「モード」っていったい何物?
  そこで、オルタードスケール
    ちなみに、テンションはこうなります
  オルタードスケールの使える場面は?
    たとえば・・・



「い〜えるTips!」メインページへ

ホームページへもどる