超私的なMIDIシーケンサ(Windows)レビュー

本当ならDTMでしっかり”データ打ち込み”をやるための、MIDIシーケンサソフト。ですが私は地道な数値入力は苦手です^^;私がPCを買入した動機も「ELで弾いていくそばから譜面にしたい」だったので、シーケンスソフト選びには以下の条件を持っています。
  1:複数パートを同時にリアルタイム録音できること
  2:演奏する楽器から録音タイミングを取れる(外部MIDIクロック同期)こと
  3:譜面表示がそれなりに(市販譜面レベルで)綺麗に表示されること
  4:バルクダンプ(システムエクスクルーシブデータの録音)ができること
  5:見た目がスマートで操作しやすいこと^^;
という条件から今まで使ってきたソフトを以下に載せます。全部Windowsソフトです。
#Macは全然判りません。でもiBookにCD-RWが搭載されたら音楽専用に欲しいかも。良いソフトご存じでしたら教えて下さい^^;
 
Cubase Score
(カメオインタラクティブ)
初めて秋葉原に行ったときに初めて買ったシーケンサ。当時の機種PC-9821LtでしかもWin3.1で使えるシーケンスソフトは「レコンポーザ」位しか札幌に売ってなかったので、見本の譜面印刷とリアルタイム録音ができるという説明文に感動して、大枚はたく(7万位だった)。しかも専用ハードキー(これが無いとソフトが起動しない)を繋ぐための専用ケーブル(8千円強)が必要だった。手に余るほど多機能で、でもSetupが成功してMIDIデータが聴けた時は感動!しかしPCがあまりにのろまなので、リアルタイム録音しようとすると決まってフリーズしてしまい使い物にならず、宝の持ち腐れ。ハードキーもVAIOでは使えないため今ではインストールもできない(T_T)今でもVSTとか普及版のCubasis(あまりにも安くて頭にくる^^;)とかへのUpdate情報がDMで届くが、未だにハードキーが必要。当時のものとは形が変わっているらしい。
Encore4
(Passport)
Cubase Scoreの譜面でもいまいち欲しいイメージと違った(微妙な演奏のずれも反映されてしまう)ので別ソフトを探したところ「譜面作成専用=ノーテーションソフト」というものがあることを知り、またまた秋葉原で5万円位で購入。実際、譜面はイメージ通りに出てくるし、MIDIファイルの読み書きができるし、単一パートではあるが同期録音もできる、今でも一番使いやすいソフト。しかし生産元が倒産してしまい、Win9x以降には対応しなかった。今のWin98でも使えるがWin3.1ソフトゆえの制約もある。MIDIファイル(SFM)はformat1形式でないと読めない。
Visual Arranger
(YAMAHA)
これもWin3.1用ソフト。QY-20のソフト版という感じで、リズム+バッキングデータを小説単位で並べて行くとそれらしい曲が作れるという優れ物。ローランドのPCインターフェースカードに付属していたBand-In-A-Boxよりはずっとセンスも良いしアフロでキモい画面も楽しいが、派手なGUIなので非力なPC9821Ltでは結構フリーズした。この当時のソフトでもXG音源に対応している。今のWin9x向けだと「らくらく作曲名人」というソフトが、この分野に当たるのかな?
XG Works
(YAMAHA)
EL-900を購入したx週間後にお店のCちゃんに進められたがCubaseで懲りてたので、最初は断るつもりで色々質問責めにしたら、スタッフの方を皆巻き込んで売場の楽器を移動してセッティングして大実験大会になってしまい、そこまでやってハイサヨウナラは無いかなと言うのと、一応機能的にも納得したので2万位で購入。Cubaseに劣らず多機能で、きっと打ち込みができるヒトはもっと使いこなせるんだろうなという感じ。複数パートの外部同期リアルタイム録音もOK、画面が洗練されていて綺麗。自動伴奏生成などのpluginも豊富だが使ったことはない^^;しかし音色情報やコードなどはスコアから直感で入力できず結局数値入力になるのが残念。EL用3段譜の印刷もできるが、弾いた時のちょっとしたぶれを自動で直す機能は無い。簡易譜面としてなら十分。バルクダンプに対応しているので受信バッファ数を最大にするとQY-20の全データのBackupが取れる。YAMAHAらしくEL-900の音色マップも用意されているが、ELを音源にしていないので今のところあまり役だってない。それよりせめてGSマップが欲しい。無理か・・・
Singer Song Writer
(INTERNET)
XGワークスを買う前から気になっていたソフト。Lite3版の体験版を使って気に入ったので、製品版は\15000-で購入。XGワークスで不満に思っていたProgram Change情報やコードネームが入力しやすい。ノーテーション機能もEncore並み、しかしなぜかこのソフトだけ、pdfファイル変換するとまともに音符が見えない。独自の縮小表示をしているから?また、XG/GS/GM他多彩な音色マップに対応、アレンジ機能も付いている。BGM作成機能では勝手にコードとバッキングをフルコーラス作ってくれるので即興練習ができる。i-mode用着メロのデータも作成、保存できるが前もって作ったMIDIデータをi-mode用着メロに変換する機能は無いらしい。同期録音とバルクダンプができないのが最大の難点。上位ソフトのSSW6ではできるらしいが、ピアノロールエディタ等打ち込みとAudio関連がよけいに付いていてお値段はLite版の倍以上するので、機能的にはLite版で私は十分。と言ってもXGワークス+Encoreを既に持っている私にはやっぱり買う必要無かったかも・・・
Music Studio Standard
(シェアウェア)
XGワークスを素人が作ったという見栄えのソフト。出来ることも操作方法もXGワークスとほとんど変わらず、逆にXGワークスでできることが\2000-(しかし試用期限無制限なのでタダで使い続けることも...気に入ったら送金しましょう!)で出来るのは凄い。しかし譜面印刷は出来ず表示もださいので、私はメインでは使えませんでした。他のノーテーションソフト(EncoreとかFinaleとかOvertureとか)と併用することが必須。打ち込みメインの方なら全然問題ないでしょう。あと「シーケンサって何?XGワークスを買っておけば良いの?」と思っている方はこれで体験してみるのもおすすめ(http://www.yk.rim.or.jp/~frieve-a/)です。
PrintMusic!
2000
(メガフュージョン)
Encoreに続くノーテーション(譜面作成)ソフトが欲しくて、あの有名な"finale"の入門版ならと思い\14800-で購入。1から譜面を作るためのワープロとして使うなら結構使えるし印刷の出来もさすがに綺麗ですが、MIDIファイルのデータから修正して譜面を使おうとすると最悪。Track毎に正しく読み込めないし、なぜか音価の修正ができない・・・私の用途には合いませんでした、これで将来finaleを使うつもりもなくなってしまいました。。。購入1週間後に友人に贈呈してしまいました。

サポートデータを作ってみたぞ!
  ブラスアンサンブルの”合いの手”をサポートで作ったぞ!
  アンサンブル練習用パート演奏データを作ったぞ!
    ELとパソコンとのつなげ方
    超私的なMIDIシーケンサ(Windows)レビュー
 

「い〜えるTips!」メインページへ

ホームページへもどる